『日本語教科書の落とし穴』
経験の浅い先生方が授業で失敗しがちなちょっとクセのある初級文型について、そのクセの本質と効果的な指導方法を述べた、いわば「やっかい文型の取扱説明書」のような本です。
例えば「〜んです」や「〜でしょう」、さらには動詞の自他など、初級も後半になると「どう指導したらいいのか分からない。」「指導書どおりにやったのにうまくいかない。」とい文型が、ちょこちょこ出てきますよね。
こういった文型は、付属の指導書どおりに授業をしてもうまくいかないことが多く、+αの工夫が必要になってきます。逆に、その工夫がピタリとはまれば、「どうして今まで?」と思うほど、学習者の理解度は劇的に向上します。
初級の授業だけでなく、初中級レベルの授業でも大いに活用できる、とても便利な1冊です。
『日本語の教え方ABC―「どうやって教える?」にお答えします』
初級日本語を初めて教える方のための「教え方のコツ」を詳しく説明した指導書です。
初級教科書に出てくる約150文型について、その文型のポイント、具体的な導入方法、コミュニカティブ活動例とそれに準じたタスクシートが用意されています。
特に初級の場合、導入部分には神経を使いますよね。この本は、教師と学習者の具体的な会話例が示されているので、とてもわかりやすいと思います。
まだ現場経験の浅い方、養成講座で実習をしなければならない方、もっていて損はないと思います。
『日本語の教え方の秘訣―「新日本語の基礎1」のわしい教案と教授法〈上〉』
『日本語の教え方の秘訣―『新日本語の基礎1』のくわしい教案と教授法〈下〉』
『続・日本語の教え方の秘訣〈上〉―『新日本語の基礎2』のくわしい教案と教授法』
『続・日本語の教え方の秘訣〈下〉―『新日本語の基礎2』のくわしい教案と教授法』
技術研修生向け日本語教材『新日本語の基礎』に準拠した、非常に詳しい教案集です。
『新基礎』準拠ですが『みんなの日本語』にも充分応用可能です。なぜなら『新日本語の基礎』を万人向けに作り直したのが『みんなの日本語』だからです。
初級の授業の進め方が分からない方、この本をしっかり読み込んでそのノウハウをものにすればこわいものなしです。
『日本語のシンタクスと意味 (第1巻)』
『日本語のシンタクスと意味 (第2巻)』
『日本語のシンタクスと意味 (第3巻)』
日本語文法・日本語教育文法の原点とも言うべき名著中の名著。普段の授業から研究活動にいたるまで幅広く活用できる、正に日本語文法のバイブルです。
平易な日本語でありながら、現場主義に裏打ちされた文法に対する透徹した洞察力は、10年以上たった今でも色あせることはありません。
文法に困ったとき、あなたをがっちり支えてくれるでしょう。
『日本語文型辞典』
日本語の文型3000項目を網羅した画期的な辞典。
この辞書、日本語版だけでなく簡体字版・繁体字版もあり、教師ばかりか、特に日本語能力試験1・2級を目指す学習者も愛用している有名な辞書です。
だから学習者はこの辞書の記述以上のものを我々教師に求めてきます。それだけに外せない1冊です。
『新装版 使い方の分かる類語例解辞典』
類義語の意味の違いはもちろん、それらの使い分けを同一例文の可否によって示しています。数ある類義語辞典の中でもその使い勝手のよさは折り紙つきです。
類義語は中・上級の語彙指導の要といっても過言ではありません。この辞書は、こまかなニュアンスの違いまで非常に丁寧に解説しています。
ちなみに私は旧版のものを使っていますが、これなしの中上級語彙指導はちょっと考えられません。それぐらいの辞書です。
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