キーワード解説「アルファベット」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

CLL(Community Language Learning)★

心理学者カランが開発した外国語教授法。カウンセリングの理論と技法を外国語教授法に応用した点が特徴。C-L(Counseling-Learning)ともいう。

この授業では、まず学習者を円形に座らせます。そして円の真ん中にテープレコーダーとマイクをおきます。そして、15分程度自由に目標言語(日本語教育であれば日本語)で会話をさせます。学習者は、話す時必ずマイクを持たなければなりません。

この時、教師は円の外側で学習者の会話を見守ります。そして、学習者が言いたいことを日本語で言えなくて(これを言語的挫折と言います。)助けを求めてきた時に、教師は学習者の母語で説明します。

こうして、会話は続けられ、学習者の発話はどんどん録音されていきます。

自由会話が一通り終わったところで、参加者全員でテープを聞き返しながら、一つ一つ文法や語彙、表現等のチェックを行っていくわけです。

この教授法のメリットは、学習者にとっては知りたい表現を会話中オンデマンドに知ることができるし、自分の会話上の弱点を一つ一つ丁寧に指導してもらえるので、非常に満足度の高い授業展開が可能であるという点です。

一方、デメリットは、教師は学習者の母語をほぼネイティブ並みに使いこなせなければならないこと、また、事前の準備がほとんどできないことです。


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