キーワード解説「く」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

訓読み(くんよみ)

漢字に、それと同様の意味の和語をあてがった読み方。「花」を「はな」、「食べる」を「たべる」と読むなど。「字訓」ともいう。通常ひらがなで表記する。

訓読みには、熟語単位で訓読みする熟字訓(例:梅雨(つゆ)、五月雨(さみだれ)など)、漢字に固定的な読み方ではなく、文脈に応じて一時的に読ませる義訓(例:寒(ふゆ)、本気(マジ)など)、漢字が本来表す中国語の意味から離れて日本独自に読み方を定めた国訓(例:「鮎」(あゆ)中国語では「なまず」を意味する。)などがあります。

また、「頁」を「ページ」と読ませたり、「米」を「メートル」と読ませるなど、訓読みには和語だけでなく外来語をあてることもあります。

いずれにしても、日本語の漢字は複数の読み方があるというのが、大きな特徴です。

ちなみに、最も多くの訓読みを持つ漢字は「生」で、11通りもあるそうです。「生きる(いきる)」「生かす(いかす)」「生ける(いける)」「生む(うむ)」「生まれる(うまれる)」「生える(はえる)」「生やす(はやす)」「生(なま)」「生い立ち(おいたち)」「生醤油(きじょうゆ)」「芝生(しばふ)」。奥が深いですね。


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