キーワード解説「そ」

これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。

尊敬語(そんけいご)

敬語の一種。文の主語にあたる人物で、話し手よりも年齢や社会的地位が高い人に対して用いる敬意表現。

尊敬語の形式を品詞別に整理してみます。

1)動詞

a)「お+マス形+になる」

例:話す→お話になる
ただし、3グループの動詞(不規則動詞)やマス形が1音節のものはこの形にはなりません。

b)れる・られる

1グループの動詞(五段動詞):語幹+areru例)話す(hanas-u)→話される(hanas-areru)
2グループの動詞(一段動詞):語幹+rareru例)教える(oshie-ru)→教えられる(oshie-rareru)
3グループの動詞(不規則動詞):来る→来られる、する→される

ただし、「できる」、「わかる」、可能動詞(可能形)はこの形にすることはできません。

c)特別な動詞

主なものをあげておきます。

見る→ご覧になる
食べる→召し上がる
言う→おっしゃる
来る/行く/いる/→いらっしゃる

2)形容詞

a)「お+辞書形」

例)忙しい→お忙しい、暇→お暇

b)「お+テ形+いらっしゃる」

例)忙しい→お忙しくていらっしゃる、きれい→おきれいでいらっしゃる
ただし、漢語のナ形容詞の場合は、原則「ご+テ形+いらっしゃる」となります。

例)満足→ご満足でいらっしゃる

3)名詞

a)「名詞+でいらっしゃる」例)先生→先生でいらっしゃる

b)尊敬を表す名詞例)こちら、そちら、-様、-方

c)「お/ご+名詞」例)宝→お宝、好意→ご好意
基本的には「お+和語」「ご+漢語」ですが、例外も多くあります。


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