6冊セットのテキスト(教師養成講座)は試験範囲を網羅、各分野を要領よく、かつ懇切丁寧に解説しています。
全国規模の講座であること、「selfing=自分発見と自分開発、計画的なスキルアップ」をスローガンに掲げるだけあって、教育内容の質の高さとサポート体制の充実さが特長です。
大分校で講師をしていた私が言うのもなんですが、この講座は結構濃密です。1年間で420時間こなすわけですから、例えば、大分校の場合、平日コースだと1回3時間の講義が週3日もありました。
また、講義を休んだ場合必ずレポート提出が求められ、1つでも提出しなければ修了証はもらえません。
その代わり、受講生に対して講義内容に関する聞き取り調査を行い、その結果を各講師にフィードバックするシステムをとっています。それによって、受講生のニーズにあった質の高い講義が維持されています。
CMでもご存知の通り、ヒューマンアカデミーは様々な講座を全国に展開している総合専門校の大手で、修了生は25万人以上に上ります。日本語教師養成講座だけでも全国34ヵ所で開講し、国内外に多くの日本語教師を送り出している、まさに実力派です。
この講座のありがたいところは、教育訓練給付金制度対象講座であるというところです。
本来なら受講料と入学金で577,500円(教材費別)かかるところが、支給要件期間(雇用保険の被保険者であった期間)が5年以上の方の場合40%(上限20万円)、3年以上5年未満の方の場合20%(上限10万円)が支給されます。
だから、転職を考えている方にとっては非常にポイントが高いのではないでしょうか。
それから、私が個人的に非常に高く評価しているのは、直前対策講座で使われているオリジナルテキストです。
みなさんは書店で「新シラバス対応で、試験範囲を網羅した、説明の詳しい対策本がない。」とがっかりしたことがありませんか?
このテキストは、たった1冊の中に全範囲にわたる詳しい解説、出題傾向、一問一答、文章問題、聴解CDまでついています。
また、毎年改訂しているので、前年の新出題形式に即対応。だから出題形式が目まぐるしく変わる試験U(聴解)や試験Vの記述問題にもしっかり対策が立てられます。ヒューマンアカデミーの意気込みとこだわりが特に強く感じられる部分です。
日本語教育能力検定試験の出題範囲は膨大です。しかも、市販の対策本もまだそれほど揃っていません。だから、相応の対価(時間・労力・お金)を払って講座に通うことは、結果的に得策なんじゃないかと思います。
先にも言った通り、この2つの講座は結構ハードです。しかし、1回1回の講義をおろそかにせず積極的に取り組めば、日本語教師にとって必要な理論と実践力が体系的に身につくことでしょう。
実は、私は以前、別の日本語学校の教師養成講座に携わったことがあります。そこは理論1年、実習1年の2年コースでした。
ところが実習は初級しかなく、初めの半年で実習準備、後の半年で実習授業でした。それでも結構きついかったのを覚えています。
だから、「コースは1年。実習では初級と中上級の両方こなす」と聞いたときにはちょっとびっくりしましたが、今となっては、そのほうが時代のニーズに合っているんじゃないか、と考えが変わりました。
確かにここ数年、教育の現場でも中級レベル以上の学習者に対する指導力が強く求められるようになってきました。それだけに、中上級クラスの実習が経験できるか否かは、講座選択の重要なポイントになります。
ただ、教師養成講座については、−私自身かつての経験を引きずっているせいか−やはり教案作成や実践指導にもう少し時間がかけられればいいなと思ったりもします。できれば2年コースで理論1年、実習1年。受講生の負担は増えるけど……。
日本語教師には特別な国家資格はありません。その点では、間口の広い分野と言えます。しかし、学習者の期待に応えられる教師になるためには、それなりの十分な準備や不断の努力・向上心が必要です。
もし、あなたが外国人学習者のニーズにしっかり対応できる日本語教師になりたい、日本語教育能力検定試験に合格したいと本気で思うならば、この講座は絶対お薦めです。
逆に、ただ漠然となんとなくという気持ちなら受講は止めるべきです。後悔しか残りません。
また、この2つの講座は、価格自体はごく一般的な水準ですが、それでも高い買い物であることにかわりはありません。お金を払ってから後悔するのは絶対に避けたいですよね。
だから、契約書にサインする前に、アカデミーのスタッフから十分な説明を受ける、実際の授業を一度見学させてもらう(もちろん無料です。)、できれば受講生に講座の内容や講師について意見・感想などを聞くようにするといいでしょう。それぐらいのサービスは快く引き受けてくれるはずです。
まずは資料請求 をして、講座の概要をつかんでおくといいでしょう。 |