最終更新日:2012-3-26
 日本語教師になりたいあなたへ、私から熱いメッセージを送ります。「日本語教師」は、国内外・老若男女を問わず、ボランティアから大学院の教員までそれぞれの人生設計にあわせて関わることのできる、とても魅力的な仕事です。
日本語教師篠崎研究室

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 日本語教師で就職できるんだろうか。
 日本語教師は私にあっているんだろうか。
 日本語教師で本当にやっていけるんだろうか。……

 日本語教師を目指す多くの方がそうお考えになっているのではないかと思います。

 確かに仕事は楽ではありません。就職も履歴書を出せばホイホイ内定がもらえるようなものではありません。「先生」と呼ばれる職業ですから、それなりの能力や資質も当然問われます。

 しかし、就職にしても決して不可能ということではありません。考えてみてください。世界が舞台です。世界中に自分のための椅子が1つあればいいんです。「日本語ができる」ということが一番の武器になるんです。

 それに、例えば日本国内での就職先だと日本語学校があると思いますが、割と教員の出入りがあります。というのは、日本語教師の80%近くが女性であることもあって、結婚・出産やご主人の仕事の関係で仕事をやめられる方が結構いるからです。(家庭が落ち着いてから復職する方もいます。)

 だから、就職のチャンスもそれなりにあるんです。

 私自身、就活をしていたのが平成9年。今よりはるかに「就職冬の時代」。そんな中、本格的に日本語教育の勉強を始めたのが大学院からだった私でも就職することができました。(学部時の専門は教育哲学。まるで畑違い。)。

 もちろん簡単ではなかった。限られた2年間の中で、いかにして3点セット−研究業績・検定試験合格・実務経験−を卒業までに揃えるかを真剣に考え、努力や工夫を重ねました。

 同期の院生に比べればスタートは最後尾。それでも、自分の未来に向けてしかるべき準備を日頃からしっかりしていれば、道は十分開けるものなのです。

 あれから9年。現在は大学で教鞭をとっています。留学生には初級から上級まで日本語を教え、また、日本語教師養成講座の授業も担当しています(詳しくはプロフィールを参照してください。)。

 駆け出しのころは、とにかく目先の仕事をこなすのに精一杯でしたが、今では、自分の経験を活かした教材の作成、HPを通じてさまざまな情報発信。さらにヒューマンアカデミー大分校日本語教師養成講座では社会人に対する教員養成にも力を入れています。ここ数年で随分活動範囲も広がりました。

 「忙しい。」「大変だ。」と思うことは何度もありましたが、不思議と「つらい。」とか「やめたい。」と思ったことはありません。最近では「この仕事を選んで本当によかったなあ。」と、仕事に対する強い愛着を感じるようになりました。自分なりに納得して選んだ道だからでしょうか。こういう感触を皆さんにも味わってほしいと思います。

 そして、とりわけ今の皆さんにぜひ考えていただきたいのは、「自分の人生設計をしっかり立てる。」ということです。自分の夢は何なのか、自分はどんな人生を望んでいるのか、そしてそれを実現させるためにはいつ何をしなければならないのか、そういうことを真剣に考えて続けてください。

 そうすれば、道は必ず開けます。

 皆さんのご健闘を心から祈ります。

                                                   2005年3月12日
                                                       篠ア大司

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