JLPT-N1読解。短文問題を3つ並べたら中文問題になるの法則

日本語能力試験の読解問題では、以下の
6パターンの問題が出題されます。

1.内容理解(短文)
2.内容理解(中文)
3.内容理解(長文)
4.統合理解
5.主張理解(長文)
6.情報検索

特に「3.内容理解(長文)」と
「5.主張理解(長文)」のように、

長文問題が2題も出題されるのは
日本語能力試験の中でもN1だけ。

さすがN1、なかなかハードな読解力
を求めてきますね。

また、この6パターンはそれぞれ独立
しているかというと、実は微妙に関連
し合っています。

特に、最初の3つはすべて「内容理解」
とあるように、問題の切り口は同じ。

従って、問題の設計も、解答スキルも
かなり似ています(というか、ほぼ同じ)。

そこで、今回はその中でも

1.内容理解(短文)
2.内容理解(中文)

の関係についてお話ししましょう。

題して、

「短文問題を3つ並べたら中文問題
になるの法則」

つまり、短文問題をそのまま3つ
連ねると、ぴったり中文問題になって
しまうという法則です。

どういうことかというと、

まず、短文問題の「ねらい」を確認
すると以下の通りです。

-----------------
生活・仕事などいろいろな話題も含め、
説明文や指示文など200字程度のテキス
トを読んで、内容が理解できるかを問う

-日本語能力試験公式サイトより
-----------------

200字なので、概ね1段落分です。

そして、短文問題の1題あたりの
問いの数は1つ。

つまり、1段落分の文章を読ませて、
その内容について問いが1つある。

これが、短文問題です。

もちろん、問いのパターンもだいたい
決まっており、

そのパターンごとの解答スキルもほぼ
決まっています(詳しくは、セミナーで)

一方、中文問題の「ねらい」を確認する
と以下の通りです。

------------------
評論、解説、エッセイなど500字程度の
テキストを読んで、因果関係や理由など
が理解できるかを問う

-日本語能力試験公式サイトより
------------------

500字なので、概ね3段落分です。

そして、中文問題の1題あたりの
問いの数は3つ。

つまり、3段落分の文章を読ませて、
その内容について問いが3つある。

これが、中文問題です。

しかも、問いのパターンは短文問題と
ほぼ同じ。

ここで注目したいのは、中文問題では、
段落の数と問いの数が同じであると
いう点です。

しかも、実際に解いてみるとわかり
ますが、

1番目の問いの答えは、必ず1段落目
の文章の中にあり、

2番目の問いの答えは、必ず2段落目
の文章の中にあり、

3番目の問いの答えは、必ず3段落目
の文章の中にあるのです。

(この情報を教えた時の、学習者の
喜ぶ顔が目に浮かびますね(^_^))

これは、つまりどういうことか。

これはつまり、中文問題は、その問題の
構成上、短文問題を3つ並べたのと同じ
ということなのです。

学習者の多くは、文章が長くなればなる
ほど難しいと思ったり、プレッシャーに
感じたりするもの。

そんな学習者に、

「大丈夫。中文問題は、短文問題を
3つ解くと思ったらいいよ。

1番目の問いは1段落目だけ、
2番目の問いは2段落目だけ、
3番目の問いは3段落目だけ、
読めばいい。

他は読まなくても解けるよ。」

とアドバイスしてあげたら、どれだけ
喜ぶでしょうか。

学習者の読解力も飛躍的にアップ
するでしょうし、

なにより学習者から絶大な信頼を得る
ことができるでしょう。

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参加しないと、絶対損です(断言(^_^))

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