勉強しても知識が頭に残らない理由。
検定試験の勉強をなさっている
少なからぬ方々から、よく
「勉強しても、なかなか頭に
入らないんです。」
というご相談を受けることがあり
ます。
勉強したそばからどんどん知識が
落ちていく。
切なくなっちゃいますね。
こうなる原因は、いくつかあります。
まず1つは、単に反復練習が足りない
ということ。
いつも言っていることですが、手元の
参考書なり問題集なりを、最低5回は
繰り返しましょう。
1回目は当然ですが、初見ですので
体感的にはほとんど頭に残りません。
2回目でも、初めて読むような新鮮な
驚き(笑)
3回目になると、さすがに「以前読ん
だ」感が出てきます。
4回目になると、「あぁ、見た!見た!」
となり、
5回目となると、「はいはい、見たよ。」
と、もはや惰性読み(笑)
ここまでくると、何度もマーカーを引いた
ところは、すでに何を書いているのか
分からないレベルになっている(笑)
これぐらい繰り返さないと、頭には
入らないのです。
特に、若い時1,2回見ればだいたい
覚えられたという経験のある方、要注意
です。
昔は昔、今は今です(^_^)
もう1つは、黙読だけで学習が終わって
いること。
目で読むだけでは、記憶の定着率は
相当悪いです。
なので、いろいろな工夫が必要。
例えば、声に出して読む。
単純なようですが、声に出して読むと
その音声が脳に残ります。
私は、大学受験時代、英短文を700覚える
のに、自分の部屋の中を歩きながら声に
出して暗唱していました。
歩くので、絶対眠くなりません。
座って勉強するとすぐ眠くなる方に
お勧めの方法です。
また、読んだ個所をノートにまとめる
のも効果的。
誰しも経験があると思いますが、
この方法は強力です。
書くことで知識が整理されます。
さらに、何度覚えても忘れてしまう
ものについては、B6ぐらいのカード
に書いてリングでまとめ、
常に携帯して隙間時間に覚えきるまで
読み込む。
覚えきったカードは、リングから外し、
別のところにしまっておく。
そして、試験直前には、作成したカー
ドをすべて出して一気に復習。
これが最も効率的に総整理できる方法
です。
最後にお勧めするのが、エア講義。
勉強した内容を誰かに説明するかの
ように解説する。
説明しきれないところは、参考書に
戻って、インプットし直す。
これをすると、頭の中で知識が整理
されますし、
自分の知識のあやふやなところが
一発でわかります。
以上ですが、要はインプットだけでは
なく、
アウトプットも織り交ぜて勉強すると
記憶の定着率がぐんと上がるということ
です。
皆さんも、自分に合った学習ストラテジー
を模索してみてください。
頑張ってくださいね。