なぜ今のうちに過去問を解かないといけないのか。
本気で日本語教育能力検定試験に合格
したいのであれば、
今のうちに過去問を解いて、試験のレベル
感を体感しておくべきです。
「えっ!まだ実力がないのに過去問を
解いても意味があるの?
まだ早いんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、その認識は
間違っています。
今過去問を解くのは、実力判定をする
ためではありません。
今の自分とゴールのギャップをより正確に
知るためです。
今の自分とゴールのギャップをより正確に
知れば、
そこではじめて、そのギャップを試験日
までにどう埋め合わせればいいのか、
現実的に考えることができるからです。
もちろん、
「ギャップが大きすぎて、途方に暮れる。」
という方もいらっしゃるでしょう。
でも、それでいいのです。
まだ合格レベルの力があるわけでもあり
ませんし、
なにより合格していないわけですから。
ですが、一見大きな壁のように見える
検定試験も、
1つ1つ具体的に取りかかり、
1つ1つ具体的に小さな問題解決を
積み重ねていけば、
やがて壁が少しずつ階段に変わっていく
ことが体感できるでしょう。
壁だと思ったのは、実は単なる思い込み
であることに気がつくのです。
ただし、ヴィゴツキーの発達の最近接
領域にもある通り、
自力ではどうしても超えられない限界が
あります。
そこをいくら自力で何とかしようとし
ても膨大な時間と労力がかかる。
いや、膨大な時間と労力をかけたとし
ても、その限界を超えることは限りなく
不可能に近いでしょう。
そこで、必要なのがヴィゴツキーが言う
ところのスキャフォールディング。
別名、足場架け。
つまりは、熟達者の援助。
熟達者の適切な後押しがあれば、
膨大(で無駄)な時間と労力を
かけることなく、
発達の最近接領域(つまり合格圏)
に到達することができるのです。
できる、できないではなく、
「今のうちに合格レベルの領域、
合格レベルの思考を見ておこう。」
そんな気軽な気持ちでご参加いただければ
と思います。
「今年こそ、絶対合格したい。」
という方は、ぜひ下記セミナーに
ご参加ください。
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