第46回 と・ば・たら・ならの使い分けについて、明確なところを教えてください?

と・ば・たら・ならは、それぞれ細かな文法的制約があり、しかもその使い分けの複雑さから日本語教師泣かせの文法として知られています。教師ですら苦手なわけですから、学習者はなおさら。かくして、学習者から「先生、どうして『たら』じゃダメですか。」「先生、どう違いますか。」と、雨あられのように質問され、ますますパニックになってしまうわけですね。ですが、だからといってこれらの意味・用法を網羅的に説明したら逆効果。学習者は消化不良を起こし、ますます「わからない」感を高めてしまいます。さて、この難敵、あなたならどうやっつけますか。