自分の知識をこまめにチェックする。

検定試験の勉強をしている方からよく、

「勉強しても勉強しても、知識が頭に
入りません!!」

と言われます。

 

最初は、まるで砂漠に水を撒くように、
やってもやってもすぐに忘れてしまう。

 

ですが、それはあくまでも本人の感覚。

実際は、着実に知識が頭の中に蓄積されて
いますので、安心してください。

 

「知識が頭に入らない!!」
「覚えてもすぐ忘れてしまう!!」

と思うのは、覚えられないからではなく
覚えたことを思い出せないからです。

 

インプットとアウトプットには若干の
タイムラグがあります。

 

アウトプットができるようになるのは、
インプットをしてしばらくたったころです。

 

だから、学びを実感するためには、
知識がアウトプットできるように
なるまで続ける必要があるのです。

 

覚えてもすぐ忘れてしまうといって、
学習を途中で挫折してしまうのは、

そこまでの我慢ができないから
なんですね。

 

「そうは言っても、学びの実感が
なければ、不安で不安でしょうがない。」

そんな方もいらっしゃるでしょう。

そういう場合、どうしたらいいのでしょうか。

 

そういう場合は、

「自分の知識をこまめにチェックする。」

というのが有効です。

 

つまり、意図的にアウトプットの
トレーニングをするわけです。

 

そうすることによって、

「ここは覚えてる。ここは覚えてない。」

と、忘れている部分と同時に覚えている部分も
意識でき、自分の学び度が分かります。

 

例えば、通信講座「篠研の検定対策」では、
今年から講義資料を5つ配信した後に

「チェックテスト“キーワード”30」

というチェック問題の回を設けています。

 

それによって、過去5回で扱ったキーワードの
理解度をチェックすることができるわけです。

 

例えば、5月25日に配信した

「チェックテスト“キーワード30”4」

の問題のうち、最初の5問は以下の通り。

 

答え、分かりますか?

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(1)(     )(時制)とは、「書く-書い
た」の対立に代表されるように、発話時と発
話内容の時間関係を表す文法形式のことをい
います。

(2)(     )とは、異言語の語を取り入れ
ることによって作る造語法のことです。

(3)形容詞には文末表現として使う叙述用法(述
語用法ともいわれています。)と、名詞修飾
として使う(     )(連体用法ともい
われます。)という2つの用法があります。

(4)(     )とは、それ以上分けると元の
語の持っていた意味・機能を担えない最小の
言語形式のことです。

(5)2つの語が結合して新しい語(複合語)をつ
くるとき、構造要素の初頭モーラ(拍)が濁
音化する現象を(     )と言います。

========================

 

こうやって、こまめに知識をチェックすると、
知識の歩留まりがよくなるばかりか、

モティベーションの維持にも効果的なんですね。

 

「自分の知識をこまめにチェックする。」

ご自身の学習にそんな仕組みを組み込んでいますか?


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