介護実習生に対する日本語の教え方を紹介した動画。

現在、介護施設で働く外国人実習生が
どんどん増えているようですね。

 

実は、外国人介護職の入り口は実習生だけでは
ありません。

 

昨年9月から在留資格に「介護」が創設されました。

 

それに伴い、介護関連の専門学校に在留資格「留学」
で入学し、

2年間専門的な学習をした後、在留資格「介護」に変更
して、国内の介護施設で働く道が開けました。

 

ということは、私たち日本語教師にとって、
これから「介護のための日本語」を教える
機会が増える、ということになります。

 

しかしながら、「介護の日本語」の授業が
なかなか一筋縄ではいきません。

 

一番のネックは、難解な専門用語です。

 

椅坐位(いざい)
胃瘻(いろう)
齲歯(うし)
腋窩(えきか)
嚥下(えんげ)
温罨法(おんあんぽう)
喀痰(かくたん)
喀血(かっけつ)
痂疲(かひ)

(もういいですか?溜息)

 

このように、介護職に就かなければおそらく一生
見ることのないであろう漢字(語彙)を、

どうかすると、JLPTのN4とかN3の学習者に指導する
わけです。

新しい技能実習制度では、「介護」の日本語力を

「1年目(入国時)は「N3」程度が望ましい水準、
「N4」程度が要件」

としています。

「技能実習「介護」における固有要件について」
https://goo.gl/ZwrA8e

 

しかも、学習者が非漢字圏だと本当にどう指導
したらいいのか。

 

これはこれから多くの日本語教師が直面する
まさに「今そこにある危機」なのです。

 

そこで、今回ご紹介するのがこちらの動画。

『はじめて学ぶ介護の日本語 基本のことば』を使った授業の進め方
https://youtu.be/CB-HUr9oFTI

 

テキストはこちら(私も持っています)。

『はじめて学ぶ介護の日本語 基本のことば』スリーエーネットワーク
http://amzn.to/2z2Psd9

 

例えば、「噛む」であれば(動画で1:14あたり。)

「噛む」=「咀嚼」=「もぐもぐ」

のように、

一般的な語彙、専門用語、声かけ言葉

をセットにして指導しているんですね(ほっほー!)

 

この動画を見れば、「介護の日本語」の特に語彙指導の
進め方がよくわかると思います。

 

こういう「授業テンプレート」を1つ持っておくと、
他の指導のイメージもつかみやすいですね。

 

篠研の検定試験対策通信講座の講義資料でも

「No.066 看護士・介護福祉士に対する指導法」

で詳しく述べています。

 

参考にしていただければ。

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