再掲!「説明型授業」ではなく「質問型授業」(3)

前々回からの、

「説明型授業」ではなく「質問型授業」

の3回目。

だんだん理屈が分かってきましたか?

理解ができれば、後は実践。

ぜひ、このスキルを身につけてくださいね。

 

以下、(3)。

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前々回からの続き。

 

「説明型授業」の弊害には、大きく
2つあることをお伝えしています。

 

その2つとは、

1.教師の授業準備が膨大になる
(やってもやっても終わりがない)。
2.学習者の日本語力が上がらない(むしろ下がる)。

 

今回は、その2について。

 

どうして「説明型授業」だと学習者の日本語力が
上がらないのか。

 

理由は簡単です。

 

授業中、学習者はほとんど自分から考えて
いないからです。

 

「いやいや、私の説明を理解しようと
頭をフル回転しているはずだ。」

もし、そう思うのであれば、説明した直後に
学習者にこう聞いてみてください。

「今私が説明したことを、そのまま言ってみて。」

びっくりするくらい言えないはずです。

 

学習者は、教師の説明のうち、分かったことは
分かりますが、

分からないことはそのまま素通りしているのです。

 

あるいは、聞いただけで分かったつもりに
なっているだけなのです。

 

いずれにしても、ほとんど学力はついていません。

 

ですが、かといって学習者を責めるのは
お門違い。

 

学習者がそうなるのは、教師がそういう授業を
するからです。

 

例えば、皆さんが何か外国語を学ぶとして

まだ初級なのにネイティブ教師がその外国語で
文法やら語彙の意味やらを滔々と説明したら
どうでしょう。

 

ほどなく分からなくなるだろうし、
ほどなく眠くなるのではないでしょうか。

 

学力が上がろうはずがありません。

 

そういうことなのです。

 

では、どうしたらいいか。

教師の授業負担を減らしつつ、
学習者の日本語力をあげる方法とは。

 

それが、「質問型授業」なのです。

続きは次回に(^_^)

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「学習者が前のめりになる質問型授業
-説明してちゃダメなんです!-」
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