勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。

プロ野球の元監督野村さんの言葉に

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」

というのがあります。

勝つときはたまたま運がよくて勝ったと
いうことはあっても、

負けに運が悪くて負けたということはない、
ということなんですね。

つまり、負けるには負けるなりの確固とした
理由があるということ。

今回の検定試験でも合格した人は合格すべく
して合格した、という話を以前しましたが、

それ以上に不合格だった方は、残念ながら
落ちるべくして落ちた理由が確実にあるのです。

なので、もし今回の検定試験で図らずも不合格
だった方は、

この1年間の自分の取り組み方を振り返って
不合格だった原因を徹底的に分析してみて
ください。

私の方にお寄せいただくメールで、よくある
合格できなかった理由がいくつかありますので、
解決策もあわせてご紹介します。

1.何をどこまで勉強すればいいのか
結局わからずじまいだった。

これはとくに独学の方によく見られるわけですが、

検定試験合格の経験のない方が、わけもわから
ないまま我流で勉強すると、かなりの確率で
(というか、ほぼ100%)失敗します。

では、この失敗を起こさないためにはどう
したらいいか。

それは、その道のプロを師匠と仰ぎ、その師匠に
ついていくしかありません。

2.途中で心が折れてしまった。

これも独学の方に非常に多いわけですが、

そもそもひとりで最後まで成し遂げるというのは
相当精神力がないとできません。

ましてや検定試験のように、出題範囲が非常に広く、
なおかつ合格率が20%台という厳しい試験を一人で
立ち向かおうとするのは、

まるでプロボクサーに素人が向かうようなものです。

従って、途中で心が折れないようにするためには、
「折れない心」を持つことではなく、

心が折れそうになった時に叱咤激励してくれる
仲間や師匠を持つということが大事なのです。

そういった第三者との交流を仕組みを生活の中に
組み込めるかどうかということが、合否を大きく
左右するのです。

3.十分な学習時間が取れなかった。

こういう方は、そもそも検定試験合格ということが
ご自身の生活の中でどれくらいの優先順位なのかを
改めて考える必要があるでしょう。

十分な学習時間をとるほどの優先順位でなければ、
そもそも受ける価値があるかどうかというところから
考え直す必要があります。

また、十分な学習時間が本当に取れなかったのか
ということをもう一度見直す必要もあります。

例えば、勉強する時間はあったのにテレビを
見てしまった、とか、

あるいは、普段の生活のなかで無駄な時間がなかっ
たか、

5分でも10分でもそういう時間はなかったか、
振り返ることが大事だと思います。

そうすれば、

十分な学習時間は取れなかったのではなくて、
そもそも勉強に意識が向いていなかっただけ、
と気づくこともあります。

4.取り掛かるのが遅かった。

こういう方も非常に多いです。

インターネットのどこかのブログサイトを見て、

「3か月で合格できる。」とか、

「直前に勉強を始め、一発合格した。」とか、

耳に心地いい文句を真に受けて

8月ぐらいから勉強を始めて、結局間に合わな
かったというのは、実はよくある話です。

そういう方に対しておしなべて言えるのは

「決断が遅い。」

ということなんですね。

従って、本気で検定試験に合格したいと
思うのであれば、何事も即断即決。

前倒しで行動に移す。

というのが、大事なのです。

いままでこの1年間

「どうしようか、勉強しようか。」

と迷ったことが多かったというような方は、
迷う間もなく行動するぐらいがちょうどいい。

これで、合格はぐっと近づきます。

今回惜しくも不合格だった方は、

負けの原因をしっかり洗い出して
この先1年で、ひとつひとつ潰して
いただきたいと思います。


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