できるから行動するのではなく行動するからできるようになるのだ。

世の中には、

「私、●●できないから。」

といって、仕事を避けようとする人がいます。

例えば、

「私、パソコンできないから。」

といって、ワードやエクセルでの文書作成を
避けたり、

「私、パワーポイントできないから。」

といって、パワーポイントでのスライド作成を
頑なに拒んだり。

で、そういう人に限って、パソコンが使えたり
パワーポイントが使えたりする人に対して、

「いいわね、●●さんはパソコンが使えて。」とか、
「羨ましいわ、●●さんはパワーポイントが使えて。」

などというのですが、

別にパソコンが使える人もパワーポイントが使える
人も、最初から使えたわけではなく、

人に頭を下げて教わったり、自分で試行錯誤を繰り
返したりして、

それなりに苦労を積んで、ようやく使えるように
なったにすぎません。

つまり、「使う」という行動に出たから、使える
ようになったのです。

決して、最初から使える能力やスキルがあったから
使える、というわけではわけではないのです。

ところが、どうやら、

「いいわね、●●さんはパソコンが使えて。」とか、
「羨ましいわ、●●さんはパワーポイントが使えて。」

などという人は、

使える人が使えるようになるまでの試行錯誤や苦労に
思いを馳せることなく、

「この人は、最初から使える能力やスキルがあった
から使えるのだ。

私には、そういう能力がもともとないから使えない
のだ。」

などと考えて、必要な努力をしない自分を正当化しよう
と考える傾向があるように思います。

これでは、100年たっても必要な知識やスキルが身に
つくはずがありませんし、

現状のような教育のオンライン化が急速に進む中で、
必要なスキルがないばかりに、働き口が極端に限定
されたとしても、

厳しい言い方ですが、

「それは、日ごろから自己研鑽を積んでこなかった
あなたの責任。自業自得でしょ。」

としか言いようがないわけです。

とはいえ、未知の分野に身を投じるということに
反射的にストレスや抵抗感を感じるのも当然と
いえば当然です。

それは、人間に本能的に備わっている自己防衛
機能だからです。

しかし、時にはその防衛機能を解除しなければ
ならない時があります。

今のような状況の大変革を乗り越えるためには、

そうした「自分の中にある心的殻」を打ち破って
新たな知識、新たなスキル、新たな分野に身を
投じる勇気が必要なのです。

そう考えれば、今日の「パワーポイントの使い方
セミナー」にご参加いただいた10名の方、

また、これまで私のセミナーにご参加いただいた
たくさんの皆様は、

慣れない知識やスキルの習得に、半日から長くて
丸2日も身を投じるわけですから、

それだけで、大きな一歩であるということができ
ます。

これは決してお世辞ではなく本当にそうで、
やった人とやってない人では、数年後圧倒的な
差となって現れます。

あとは、継続するだけ。

継続すればするほど、慣れてきて、心理的抵抗感
やストレスは徐々に低減され、

やがて、その知識や分野が自分にとっては快適
ゾーンの一部になるはずです。

もちろん、知識やスキルもどんどん向上していき
ます。

そうした明るい未来を手に入れるためにも、

「できるから行動するのではなく、
行動するからできるようになるのだ。」

を、ご自身の中の1つの行動指針にしていただければ
と思います。


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