あえて主流の逆を行く。

お笑いコンビ「キングコング」(略称キンコン)。

西野 亮廣(にしの あきひろ)と梶原 雄太(かじわら
ゆうた)からなるこのコンビは、1999年に結成された。

同期の芸人は、

NON STYLE、
山里亮太(南海キャンディーズ)、
久保田かずのぶ(とろサーモン)、
ピース、
平成ノブシコブシ

など、強豪揃いである。

そんな中、キンコンはデビューから破竹の勢いで
多くのタイトを総なめする。

NSC(吉本総合芸能学院)在学中の翌年2000年、
たった結成5か月かつ19歳でNHK上方漫才コン
テスト最優秀賞を受賞。

NSC在学中に関西の賞を受賞したのは過去にキンコン
のみである。

また、2000年にはM-1グランプリに出場、芸歴2年
3か月で決勝に進み、7位入賞を果たす。

さらに、2001年、バラエティ番組「はねるのトびら」
放送開始とともに東京進出。

キンコンの名は、瞬く間に全国に広がり、時代の
寵児となった。

こうして一気に駆け上がれたのには、実はキンコン
独自の秘策があった。

当時の漫才は、ダウンタウンの流れを汲んだ
スローペースなものが主流で、

紳助竜介やB and Bといった一世代上の漫才の
ようなマシンガントークは、時代遅れといった
雰囲気があった。

しかし、西野は考えた。

「ここは敢えてマシンガントークで攻めよう。
そうすれば、必ず審査員の頭の中は、キン
コンか反キンコンかという構図になる。

そうなれば、キンコンが選ばれる確率は50%、
残りのコンビが50%を取り合うことになり、
絶対勝機がある。」

そして、あえてマシンガントークで攻めた。

周囲からは

「何考えてんだ。」
「絶対負ける。」

とさんざん叩かれた。

しかし、結果的にはキンコンが他のコンビよりも
際立って目立つ存在として審査員の目に映り、

NHK上方漫才コンテストをはじめとする、さまざまな
賞を獲得することになったのである。

この戦術は、各放送局の番組制作者にも刺さり、
バラエティ番組が企画されるたびに、

「やっぱりキンコンを採用するか。」

ということになって、結果、数多くのレギュラー
番組を持つに至ったのである。

西野は述懐する。

「他の人と違うことをすると、必ず批判やバッシングを
受ける。

一見それはつらく感じるかもしれないけれど、実は
すごく喜ぶべきことなんだ。

なぜなら、批判やバッシングが大きければ大きいほど、
競合が参入してこない。

その間に、フラグを立てた領地を陣取ってしまえば、
あとからいくら参入しようとしても、もう入って
来れないんだ。

僕はそうやって、今までオンラインサロンも、クラウド
ファンディングも人に先駆けてやって成功してきた。」

現在、キンコンは、それぞれ独自の活動をしている。

西野は日本最大のオンラインサロンを運営、絵本作家、
映画のプロデュースなどを行っている。

また、梶原はチャンネル登録者数 208万人の大人気
YouTuberとして活躍している。

◆   ◆   ◆

千利休の言葉に、

「人の行く 裏に道あり 花の山」

というのがあります。

多くの人が通る道の裏側にも、人目につかない
道があり、

実はそこにこそ、誰も知らない満開の花の道が
続いているのだという意味。

人は得てして、周りの人と同じ道を歩もうとする
ものですが、

そこは得てして血で血を洗うレッドオーシャンで
あることが少なくありません(と言うか、九分九厘そう。)

であれば、あえて周りの人とは違う道はないかと
つぶさに見渡し、

勇気を出して人が通らない道に進むことも必要
名のではないかと思います。

かくいう私も、10年以上前から

▼メルマガ
▼通信講座
▼独自セミナー

等をやっていますが、どれもこれもほとんどの
大学教員は手を出さないものばかりです。

ましてや、それが高じて起業するなど、常識では
考えられません。

直接耳に入ってきたことはありませんが、おそらく
同業の大学教員の中には、

「篠崎は研究活動もそこそこに、
いったい何やってんだ!」

と思っていた人も少なからずいたはずです。

ですが、私は人と違う道を選んだおかげで、物心両面で
以前よりはるかに豊かな生活を手に入れましたし、

研究資金も外部資金に頼ることなくすべて自前で調達
できます。

ありがたいことに、今は副業ブームで私には追い風すら
感じます。

人と違う道を選ぶということは、少し勇気のあること
ですが、

思い切って飛び込んでみてはどうでしょうか。

小さなことでいいのです。

そしてもし「やばっ!」と思ったら、そのまま引き返せ
ばいいのです。


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