今この瞬間に日本語教師としての自信に満ち溢れる唯一の思考。

「検定試験には合格したものの、日本語教師としての
自信が持てない。」

「なかなか自分に自信が持てず、悶々としながら
日本語教師を続けている。」

日本語教師の方とお話しすると、少なからぬ方が
このような悩み、いや、悩みというより強い心の
痛みを持っていらっしゃるようです。

確かに、私も駆け出しのころは、なかなか自分に
自信が持てませんでした。

とりわけ私は、学部は教育哲学と、日本語教育とは
まったくの畑違い。

日本語教育を始めたのは大学院からで、同期とは
最初から知識もスキルも悲しいほどの差がありました。

そんな私が、入院(=大学院に入学すること)して
から3年目に日本語学校に就職したわけですから、
にわか仕込みも甚だしいわけです。

まあ、私の話はさておき。

ですが、先ほどの、自分に自信を持てない方の
話をよくよく聞いてみると、

「いやいや、自信がないっておっしゃいますけど、
そんな高等なスキルや経験、

そんじょそこらの日本語教師、絶対にもってない、
すごいスキルですよ。」

と、驚かざるを得ないような特技や経歴を持っている
方が少なくないのです。

例えば、

▼2か国語に堪能
▼一部上場企業で●十年経理業務に携わる
▼大手企業で人材育成、新人研修に携わる
▼宅建の資格あり。
▼FP(ファイナンシャルプランナー)の資格あり。
▼行政書士の資格あり
▼海外で●十年勤務
▼営業成績全社一位

などなど。

信じられないかもしれませんが、

「私、検定試験に合格したものの、英語と中国語が
話せるぐらいで、日本語教師としてこれといって
目立った武器がないんです。」

と本気で悩まれている方がいらっしゃるのです。

日本語しかできない私からすれば、

「英語と中国語ができれば、世界中の富裕層
ほぼほぼ制覇できるじゃん。」

と、ただただ羨望の嵐。

なぜ、さまざまな特技があるにもかかわらず、
こうも多くの日本語教師が自分に自信が持て
ないのか。

実は、そうした方にはある共通点があるという
ことが分かりました。

それは、

【日本語教師になった瞬間に、日本語教育以外の
キャリアをリセットしている。】

ということです。

今までのキャリアをすべてリセットして、日本語
教師として1からキャリアを積もうと考えている。

周りを見れば、10年、20年日本語教師をしている
先輩教師がごろごろいる。

そうすると、とりわけ教師歴5年未満ぐらいの方は、
経験薄から日本語教師として自信が持てないとなる
わけです。

でも、それは自分を活かしきれていないという点で
すごくもったいないし、そもそも間違った考え方。

そんな思考だと、10年たつまで自信が持てないし、

たとえ10年たったとしても、先輩教師はまだかく
しゃくと生きているから(失礼!でもホント。)

半永久的に自分に自信を持つことなどできよう
はずがありません。

では、どうしたらいいか。

それは、

【日本語教師としての専門性に、これまでの自分の
キャリアを結び付けて、独自のブランドを作る。】

ということ。

言い換えれば、自分の強みを最大限生かす形で
日本語教師としてのブランディングをするという
こと。

たとえば、宅建の資格を持っているのであれば、

【日本の不動産業に強い日本語教師】

という立ち位置でセルフブランディングをする。

同じように、行政書士の資格を持っているのであれば、

【入管行政に詳しい日本語教師】

英語と中国語ができるのであれば、

【英語・中国語でわかりやすく指導できる日本語教師】

お子さんを何人も育てられた経験があるのであれば、

【小さいお子さんを持つママ学習者を完全サポート
する日本語教師】

のように、

【自分の得意分野×日本語教育】

という形で自分をブランディングすればいいのです。

自分の得意分野を軸にするわけですから、
一気に自分に自信が持てるはず。

しかも、これは日本語教育しかやってこなかった人間
-例えば、多くの大学教員-は、絶対に入り込めない
領域です。

相手が日本語教育一本畑であればあるほど勝てる。

いわゆる「弱者の戦法」ってやつです。

そして、この「自分の得意分野」がご自身の社会人
経験からのものであれば、

そのブランディングに引っかかる日本語学習者は
基本的にビジネスパーソン。

ブランディングがニッチであればあるほど、確かに
マーケットは小さくなりますが、

その代わり競合も少なく、コアな学習者を独占する
ことができます。

その学習者の中で、収益性の高い学習者から捕まえて
いけば、有利にビジネスを展開していくこともできる
でしょう。

しかも、企業案件であれば、報酬も通常とは桁違い。

ビジネス日本語教育に参入しない理由などないの
です。

ただし、ここで大きな問題があります。

それは、日本語教師の多くの方がビジネス日本語教育
の中身をよく知らないということ。

指導法はもちろん、案件の取り方・交渉術、リピーター
の獲得法など。

なぜか。

それは、養成講座でも、検定試験でも、ビジネス
パーソンに対する日本語教育をほとんど扱って
いないから。

実習も何も、そのほとんどが対留学生、もっと言えば
日本語学校仕様のものだから。

教わらなければ、知りようがないのは当然です。

ですが、留学生や日本語学校生だけに頼ったワーク
スタイルがいかにリスキーなものであるかは、

このコロナ禍で身に沁みて感じていらっしゃるのでは
ないでしょうか。

そこで、私はビジネス日本語教育の第一線で活躍
する先生方お一人お一人に声をかけ(ホント地道です)、
セミナーを開催することにいたしました。

先週末の工藤先生のセミナーを皮切りに、
11月は、以下のセミナーを予定しています。

◆11月7日(土)9:00-16:30
篠研企画 小山暁子セミナー
「ビジネスパーソンに対する日本語教育
-働き方の選択肢を増やそう!-」
https://www.kanjifumi.jp/koyama_seminar-2/

◆2020年11月14日(土)9:00-16:30
篠研企画 村崎セミナー
「上級レベルのビジネスパーソンに向けた日本語の
教え方オンラインセミナー-模擬会議と文書添削
の指導スキル-」
https://www.kanjifumi.jp/murasaki-jyokyulevel-seminar/

◆2020年11月22日(日)9:00-16:30
篠研主催 長崎セミナー
「企業研修における日本語教育
-ワンランク上の日本語教師へ!-」
(まだ募集はしておりません)

上記セミナーはすべて篠研オリジナルの内容となっており、
他では聴けないものばかりです。

もちろん、きれいごとは一切なし。

現場直結、すぐに役立つ生々しい話ばかりです。

ただし、ビジネスパーソンに対する日本語教育に
感心のない方のご参加はご遠慮願います。

ビジネス日本語の分野は、これからますます伸びる
と思われます。

「ビジネス日本語教育を仕事の選択肢に加えたい。
そして、自分の得意分野でビジネス日本語教育
にフラグを立て、
日本語教師としての自分に自信をつけたい。」

という方は、興味のあるものから、今すぐ
お申し込みください。

◆11月7日(土)9:00-16:30
篠研企画 小山暁子セミナー
「ビジネスパーソンに対する日本語教育
-働き方の選択肢を増やそう!-」
https://www.kanjifumi.jp/koyama_seminar-2/

◆2020年11月14日(土)9:00-16:30
篠研企画 村崎セミナー
「上級レベルのビジネスパーソンに向けた日本語の
教え方オンラインセミナー-模擬会議と文書添削
の指導スキル-」
https://www.kanjifumi.jp/murasaki-jyokyulevel-seminar/

◆2020年11月22日(日)9:00-16:30
篠研主催 長崎セミナー
「企業研修における日本語教育
-ワンランク上の日本語教師へ!-」
(まだ募集はしておりません)

今は、次のステップ、ジャンプに向けた仕込みの時期
です。


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