一点キャリアの限界。キャリアの線化、面化の今。

本メルマガvol.1610で

「キャリア形成は点から線へ、線から面へ」

というお話をさせていただきました。

簡単に言うと、

日本語教師という1点キャリアだけでは、
人材価値は低い。

日本語教師以外にも専門性を持つ、すなわち
もう1つ点を持てば、

専門性(日本語教師)×専門性(他専門)

となって、人材としての希少価値や専門性
が高まる。

つまり、点と点を結んで線をなすキャリア
形成が重要。

さらに、もう1つ専門性を持てば、3点
形成で面をなし、

最強のキャリア形成となるというお話でした。

実は、このことは先日行われた工藤先生
のセミナーにおいても、図らずも同じこと
が話され、

(言葉は違いますが、話の内容は同じと
私は判断。)

それが、受講生の方のご感想の中にも滲み
出ています。

これはすなわち、

「キャリアの線化、面化はこれから教師に
求められることではなく、今まさに教育
現場で求められている考え方である。」

ということを意味します。

しかしながら、こうしたことは、自分の
頭だけで考えても、

あるいは、勤務校の同僚の方と話し合った
ところで、おそらく出てこないものであり、

第一線の方の非公開の生々しい話を聞いて
初めて臨場感を持って理解できるものである
といえます。

ネット上の公開情報だけで物事を判断して
は、完全に時流に取り残されると言える
でしょう。

そこで、今回は先日行われた工藤先生の
セミナーにご参加いただいた方のご感想を
ご紹介いたします。

感想の端々に垣間見える

「キャリアの線化、面化の重要性」

を感じ取ってください。

まずは、N.K様から頂いたご感想から。

N.K様、セミナーご参加並びにご感想を
ありがとうございました。

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<学んだこと>

・行政の方針を定期的に確認する必要性。

特にシェアして頂いた「外国人の受け入れ、
共生のための総合的対応策」をセミナー後
確認いたしましたが、

政策を含めた大元からの流れを知っておく
必要性を感じました。

今後も行政の方針は定期的に確認すること
にします。

・企業研修においては「日本語」だけでなく、
それにまつわる周辺のスキルや力を教える
ことも、求められること。

現在、いくつかの企業研修を担当しており
ますが、

委託された内容が「日本語教育」である
ものの、

学習者の課題はそれに加えて、コミュニ
ケーションスキル等の課題があることが多く、

それらのスキルもあわせて教える事が多い
です。

そのため、昨日の工藤先生のお話しは、
とても納得感がありました。

今後、日本語を教える際にも自分の就業
経験を活かしながら、引き続き頑張って
いきたいと思います。

ありがとうございました。
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続いて、T.H様からのご感想。

T.H様、セミナーご参加並びにご感想を
ありがとうございました。

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篠崎先生、昨日の工藤先生によるセミナー
を開いていただき、ありがとうございました。

実際に、就活中の留学生の日本語指導を
している私には、大変参考になりました。

実際の日本の企業が、外国人留学生に期待
していること

外国人留学生の日本での就職実績等、具体
的な説明をいただきありがたく思っており
ます。

明日のレッスンから早速に参考にさせて
いただきます。

後半の、企業が求める日本語研修については、
実際例をあげていただき、

具体的な企業のニーズと、それに我々日本語
教師がどう対応すべきかをご説明いただき大
変ありがたく思いました。

金融業界出身の私としては、日本語教師とし
ての次のステップとして、

現在、日本政府の、香港にならぶアジア屈指
の金融センターを日本に作るという方針に基
づく、

海外からの高度金融人材の受け入れ促進に歩
調を合わせ、

在日金融機関が受け入れた高度金融人材への
日本語教育に携わることを考えております。

ビジネスについては、英語が中心となると
思いますが、それらの人材が、Survival
Japanese を学ぶことで、

日本での私生活をより楽しめれば、彼らの
日本での定着率も高まると考えております。

今回のセミナーでは、工藤先生から、業務の
ための日本語だけでなく、

福利厚生的な面から、外国人材に日本語研修
を受けさせている企業も増えていると伺い、

自分の考える方向性は決してまちがってはい
ないと、背中を押していただいた気持ちにな
りました。

今後は、篠崎先生に教えを受けながら、今回
の工藤先生はじめ、

篠研セミナーでご紹介いただいた諸先生方か
らも引き続き教えをいただきながら、

自分の今までの経験を生かせる分野に特化し
て、日本語教師として活動する道を探ってい
きたいと思います。

4月の次回セミナーも楽しみにしております。

今後ともどうかよろしくお願いいたします。

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いかがでしたでしょうか。

分かる方には「なるほど!確かに!」と
ご納得いただけ、

そうでない方には

「単に感想メールをコピペしただけじゃ
ないか。」

ということになりましょうが、

このレベルの話になると、もはや、

「響く方には圧倒的な音量で響き、

そうでない方には、話の意味すら
わからない。」

というものですので、私もこれ以上は
何も言うことはできません。

なお、「4月の次回セミナー」とは、
こちらになります。

篠研企画 長崎清美セミナー
「企業研修における日本語教育
-ワンランク上の日本語教師へ!-」
(4月24日開催)
https://www.kanjifumi.jp/nagasaki_seminar/

工藤先生のセミナーにご参加いただいた方
にとっては、

大枠から具体的な実践へと、一気通貫に
確かな視座とノウハウを得ることができる
でしょう。

また、今回初めて長崎先生のセミナーに
参加なさる方であっても、

「キャリア形成は点から線へ、線から面へ」

の現場を見ることができる貴重な機会と
なるでしょう。

(何といっても長崎先生のセミナーは
年1回だけですので。)

いずれにしても、今のご時世、

日本語教育という専門性だけで食べて
いこうと考えるのは、

あまりにも甘い考えであるということ
だけはお伝えしておきます。


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