学習者から選ばれる教師になるには(その2)

前回、学習者に選ばれる教師になるには、

1.自分の得意分野を活かしつつ
2.学習者のニーズ・需要がありなが
  ら、
3.まだ多くの日本語教師が参入して
  いない、

そんな分野をいち早く見つけ、その
分野に旗を立てること、

そして、そのためには、

1.自分の得意分野を棚卸する。
2.他の日本語教師はどんなことを売りに
  しているのか調べる
3.既存のサービスでカバーできていない
  分野をリストアップする

ことが大事だとお話いたしました。

今回は、そのうち1の

「自分の得意分野を活かす」
「自分の得意分野を棚卸する。」

について深掘りしてお話しいたします。

さて、

「自分の得意分野を活かす」
「自分の得意分野を棚卸する。」

というと、

「そんなこと言われても、
 まだ日本語教師になったばかりだし、
 得意な教え方なんてないですよ。」

という方がいらっしゃいますが、
それは大きな勘違いです。

何も日本語教育の得意分野を探せと
言っているわけではありません。

もっと言うと、

日本語教育で《今》得意な分野が
なくてもまったく問題ありません。

なぜなら、誰しもみな初めは素人
だからです。

日本語教育の得意分野はこれから
作っていけばいいのです。

では、今やるべき

「自分の得意分野を棚卸」

とは何か。

それは、日本語教育とは関係なく、

今までの人生で長い間やってきたことや、
今も続けていること、あるいは、

「これをやっている時は楽しい。」
「これなら多少大変でも続けられる。」

というものを、できるだけリストアップ
するということです。

些細なことも漏れなくリストアップする
ということが大事です。

もちろん資格をお持ちなら、それもリストに。

これは、最初はなかなか出てこないかも
しれません。

ですが、じっくり時間を取って子供の時
からの今までの人生を振り返ってみると、
結構出てくると思います。

そうやってできるだけたくさんリストアッ
プしたものを改めて眺めてみると、

自分が今まで身につけてきた知識やスキル、
自分の性格や行動パターンが見えてきます。

それが、得意分野、得意なことです。

そうやって自分の得意分野や得意なことを
意識することがとても重要です。

一見日本語教育とは関係ないように見える
かもしれませんが、

これが後々日本語教育に繋がることになり
ます。

例えば、私の場合、

子供のころから不器用でスポーツは全然
だめでした。

瞬発力がないので短距離走は遅いし、
球技もからっきしダメでした。

ですが、その代わり持久力だけはあり
ました。

マラソンだけは、そこそこ成績が良かった。

また、性格的に一度始めたら長続きする
タイプでした。

中学の時に始めた剣道は、今も続けて
います。

この

「一度始めたら長続きする持久力」

が、自分の得意なことと気づき、

それが今の私のワークスタイルの
基本的なスタンスになっています。

メルマガ執筆などは、まさにその典型
ですね。

事実、メルマガ発行が私の大きな転機に
なりました。

「自分の得意分野を棚卸する。」

ぜひやってみてくださいね。


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