自分の悩みを可視化する、効果的な自問自答(その2)。

前回の続き。

悩みがあるのであれば、まずはそれを
書き留めて文字に固定し、可視化する
ことが、本当に重要です。

「めんどくさい。」

と思われるかもしれませんが、

そうやって、悶々とし続けている方が
小さな行動抑制がずっと積みあがって
いるわけですから、

半年、1年もたてば、それによる損失
は甚大です。

そこで、前回、書く内容を下記の通り
ご紹介しました。

1.今の課題は何か。
2.1年後の理想の状態は何か。
3.現状はどうか。
4.2に向けて今までどのような
  取り組みをしてきたか。
5.2の実現を妨げている要因は
  何か。

で、今回は2について。

2は、いわば【目指すべきゴール】です。

ゴール、すなわち目指すべき方向を
定めなければ、動きようがありません。

また、ゴールを定めずに、猪突猛進、
勢いだけで走っても、

気がついたら、

「あれ?ここはどこ?
 行きたいところと違う。」

となり、ひいては、

「こんなはずじゃなかった。」

と、取り返しのつかない遠回りを
してしまうのが関の山です。

いわば、地図もコンパスも持たずに、
大海に船を出すようなもの。

その時点で、すでに遭難の種を自ら
蒔いているようなものなのです。

ところが、個別コンサルティングを
してきて確信するのは、

「ゴールも定めずにひたすら走って、
 結果、遭難している方のいかに多い
 ことか。」

ということ。

こうなってしまう根本原因は、

「そもそも確固としたゴール設定が
 できていない。」

こと。

そのため、1つ1つの意思決定、そして
一挙手一投足がすべて

「成り行き任せ。」

だったから。

遭難から抜け出すためには、脱線した
手前まで一旦戻り、

また、そこから再出発しなければなり
ません。

これは、時間的にも労力的にも相当な
ロスです。

だからこそ、

「そもそも私はどこに行きたかったん
 だっけ?」

と、自問自答するということが大切
なんですね。

とはいえ、5年後、10年後のゴールを
定めても

(もちろんこれはこれで重要なんですが。)

今の自分とのつながりが見いだせにくく、
臨場感が湧かない。

というのが、ゴール設定が苦手な方の
あるある話。

ですので、まずは「1年後の理想の状態」
をイメージしてみましょう。

1年後ですので、最終的なゴールでなく
ても構いません。

「1年後なら、これくらいになっていたら
 いいな。」

それぐらいのゴール設定で十分です。

そして、それをできるだけ詳しく書き
留める。

単なる箇条書きではなく、600字から800字
ぐらい、できるだけ詳しく書いてみる。

(この辺りは、篠研の通信講座をご受講
 なさった方は、わかりますね(^_^))

そうすると、臨場感が湧いてきます。

臨場感が湧くと、

「その理想を実現した自分が本当の自分。」

と思うようになります。

これを私は、

【意識をその理想に飛ばす。】

と表現しています。

言い換えれば、意識の幽体離脱。

あとは、愚直に行動を積み重ねて、
肉体をその意識に近づけていけばいいん
ですね。

続きは、次回に。


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