応用試験を突破するには?(その4)

前回、日本語教員試験合格には

【1000時間】

の学習時間が必要だというお話
をしました。

今回は、前々回の予告通り

【出題内容の変化】

についてお話しします。

ご存じの通り、日本語教員試験は
文化庁が定めた

「必須の教育内容」

が出題範囲となっています。

実は、これは日本語教員試験になって
から初めて出されたものではなく、

民間試験である日本語教育能力検定
試験においては令和4年から導入
されています。

ですので、篠研の通信講座もそれに
合わせて講義資料の改訂作業を行い、

現在では、完全に対応済みとなって
います。

ところが、出題内容が同じ

「必須の教育内容」

でありながら、

日本語教員試験と日本語教育能力
検定試験では、

出題のあり方が大きく異なるのです。

もちろん、大枠は同じですので、
全然違うというわけではありません。

私の感覚的なところで言えば、
7〜8割は同じですが、

残りの2〜3割は違うといった感じ
です。

とはいえ、試験合格といった観点から
考えれば、2〜3割の違いは大きい
ですね。

具体的には、民間試験に比べ、

▼「日本語教育の参照枠」
      (以下、「参照枠」)

▼著作権

▼日本語教育とICT

の分野の出題の比率が非常に大きい
ということです。

特に、「参照枠」はかなり出題
されるものと予想されます。

なぜなら、文部科学省は今「参照枠」
の普及に躍起だからです。

というのも、「参照枠」は認定日本語
教育機関の認可条件として、

「参照枠」に沿ったカリキュラムの
提出を求めていますが、

教育現場では、その認知がまだ十分
とはいえないようだからなのです。

それもあってか、認定日本語教育機関
の申請数が非常に少ない。

全国で800校あると言われる日本語学校
で、

現在、認可を受けているのは、ほんの
40校程度。

審査が厳しいとはいえ、この状況では、
我が国の今後の留学生政策にも支障を
きたしかねません。

なので、せめてこれから日本語教師を
目指す方には、「参照枠」をしっかり
身につけてほしい、

そういう意向が出題に大きく影響する
のではないかと思われます。

ちなみに、皆さんは「参照枠」
対応は万全ですか。

もし少しでも不安なら、試験で失敗
しないためにも、

下記セミナーを強くお勧めします。

《今年最後の「参照枠」セミナー》

国家資格日本語教員試験・日本語教育能力
検定試験合格のための『日本語教育の参照枠』
徹底解説セミナー
(2025年8月23日・24日開催)
https://www.kanjifumi.jp/sanshouwaku_seminar/

それから、次に重要なのが著作権。

日本語教育界は、これまで著作権に
対する認識がかなり低いと言われて
きました。

ところが、以前、とある日本語学校が
教材を1冊丸ごとコピーして留学生に
配布し、授業をしていたとして、

出版社から著作権侵害で訴えられると
いう事件がありました。

そのあたりから、日本語教育界でも
著作権に対する認識を高めようとの
機運が高まりました。

とはいえ、まだまだ認識が低いという
のが現状です。

今でも、ワークブックや問題集の一部を
学習者分コピーして授業で使っている
ところがあるようですが、

これは完全に黒です。

なので、試験に出題して注意喚起を
促すというわけですね。

長くなりそうなので、続きは次回に。


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