まだ文科省申請に動いていない学校に勤務している先生方へ。
「うちの理事長、いつになったら
文科省の認定日本語教育機関に
申請するのかしら。」
そんな声が聞こえてきそうです。
昨年から始まった国内の日本語教育
機関の認定制度。
認定されなければ、日本語学校は
海外から留学生を入学させることが
できなくなります。
しかも、令和11年以降も途切れなく
留学生を受け入れるためには、
令和10年第1回申請までに認定される
必要があると「申請の手引き」に
書かれています。
「認定日本語教育機関の認定申請等の
手引き」
https://00m.in/XpCxx
(p.3参照)
ということは、あと実質2年半ほど
しかないということですね。
ところが、全国800校余りあると
言われる日本語学校のうち、
今日現在で認定を受けている学校は
いまだに41校。
1/20に過ぎません。
このペースだと、現存するほとんどの
日本語学校が、令和10年をもって
学生募集停止。
閉校を余儀なくされます。
日本語学校の方も、コロナが明けて
急激に学習者を受け入れ、
その対応で申請まで手が回らない
という状況かもしれませんが、
そうこうしているうちに期限切れと
なってしまっては、元も子もあり
ません。
おそらくこれから怒涛のように申請が
増えるものと思われますが、
問題なのは、主任をはじめとする
申請書類作成に関わる現場の専任の
先生方です。
ある日突然、学校のトップから、
「文科省に申請するから、
急いで書類を作れ!
今年申請するから2か月で
作れ!」
という、無謀ともいえる指示が
いきなり来ないとも限りません。
その時に、パッと動けるようにする
ためには、
申請に必要な知識を事前に身につけて
おく必要があります
また、これは専任教師に限ったこと
ではありません。
非常勤講師においても、認可後の
新カリキュラムに即対応できる
よう、
事前に準備をしておく必要があります。
そうしなければ、認可後の新体制に
なった時、
「新しいカリキュラムについていけ
ない。
もう日本語教師をやめるしかない。」
といったことになりかねないからです。
では、認可後の新しいカリキュラムとは
何か。
ご存じの方も多いと思いますが、
文科省の認可を受けるためには
「日本語教育の参照枠」(以下、「参照枠」)
https://00m.in/nMZtU
に沿ったカリキュラムを作成し、申請
書類として提出しなければなりません。
と同時に、申請する段階までには、
主任から非常勤まで、
「参照枠」の教育理念に沿った具体的な
指導体制を熟知しておく必要があります。
ところが、多くの日本語教師は、
まだ勤務校が申請に動いていない
からか、
「参照枠」に対する理解がほとんどと
いっていいほど追いついていません。
中には、
「まだ一度も読んだことがない。」
という日本語教師までいるようです。
(ちょっと信じられないですが。)
それでは、2年半後に職を失うのは
必至です。
しかも、「参照枠」はそれだけを
2〜3回読んだだけでは全くもって
不十分で、
資料に穴が開くほど、何度も何度も
熟読し、
かつ、周辺資料(例えば、各種Can do)
まで読み込んでおかなければ、
到底現場に落とし込めるほどの理解を
得るのは困難です。
しかしながら、まだ何も手を付けて
いない方が、
独りでこの作業をするのは、それは
それで無謀です。
やはり、その道の熟達者から直接
教わるのが最善の方法です。
来週実施する
国家資格日本語教員試験・日本語教育能力
検定試験合格のための『日本語教育の参照枠』
徹底解説セミナー
(2025年8月23日・24日開催)
https://www.kanjifumi.jp/
では、「参照枠」のすべてを漏れなく
解説します。
試験対策と銘打っていますが、現場の
先生方にも十分対応した内容となって
います。
「急な文科省申請にもしっかり対応
できるように準備をしておきたい。
これからも息長く機嫌よく日本語
教師を続けていきたい。」
という方は、今すぐお申し込みください。
応募締め切りが近づいています。
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▼▼日々成長につながる今日の問いかけ▼▼
「参照枠」に対する理解は十分ですか。
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