今の自分を将来の学習者に重ね合わせてみる。

日本語教員試験の合否発表まで
あと９日ですね。

落ち着かない。
ドキドキする。

そんな状況だろうと思います。

私もドキドキしています(^_^)

この経験は、実は将来教壇に
立った時、とても役に立ちます。

なぜなら、将来指導するであろう
学習者も、この時期

日本語能力試験や日本留学試験、
さらには進路先の入学試験など、

受験や結果待ちでドキドキする
時期だからです。

そうした彼らに適切な指導や助言
をするためには、

教師自身が、受験に身を投じて、
同じ経験をしなければなりません。

受験の経験もなしに、受験指導を
したとて、

それは薄っぺらい表面的なものに
しかなりません。

どこかから聞きかじった、通り
一遍のことしか言えないから
です。

一生懸命勉強して、見事合格を
勝ち取った学習者。

一生懸命勉強したのに、合格できず
落ち込んでいる学習者。

そんな学習者にどんな声をかけるか
考えてみましょう。

そんなちょっとしたことが、
将来の大きな指導力、

学習者からの厚い信頼獲得に
繋がります。

そのためには、まず今の自分が
どのような心境か、内省すること
が大事です。

「もっと勉強しておけばよかった。」

そう思われるかもしれませんし、

「やるだけのことはやった。
　悔いはない。」

と思われるかもしれません。

そして、なぜそう思うのか、
今までの勉強を振り返ってみる。

それをしっかりと言語化する。

これが大事です。

そして、もし前者であれば、
よりよくするためにどうすれば
よかったのかを考える。

その思索が、これから試験勉強を
する学習者に対する適切なアドバイス
に繋がります。

そして、しっかりと言語化する
ためにお勧めすること。

それは、日記をつけるということ
です。

日記に、

▼今日したこと
▼今日感じたこと
▼やり直せばよかったこと
▼明日すべきこと

を書き留める。

そうすれば、たとえ忘れても
後で見返すことで思い出す
ことができます。

もちろん、私も毎日日記をつけ、
日々内省しています(^_^)。

いずれにしても、今の自分の心境の
ような学習者を、近い将来指導する
ことになるわけですから、

今の自分を忘れないようにして
くださいね(^_^)