基礎試験攻略法−日本語教員試験結果分析(その3)

今回も

令和7年度日本語教員試験実施結果を
お知らせします
https://www.mext.go.jp/content/20251210-mxt_nihongo02-000046171_01.pdf

に基づいて、今回の試験を分析します。

結論から申し上げると、

「最低1,000時間の学習時間を確保すること。」
「合格水準の教材を繰り返し学習すること。」

です。

まず、前提として知っておかなければ
ならないことは、

日本語教員試験の出題範囲は膨大である
ということです。

日本語教員試験の出題範囲は、

「必須の教育内容」

にまとめられています。

具体的には、文部科学省が出している

「登録日本語教員 実践研修・養成課程
 コアカリキュラム」
 https://www.mext.go.jp/content/20240321-ope_dev02-000034812_4.pdf

のpp.10-14に掲げられた49項目です。

そして、各項目にはそれぞれかなり
の量の知識がふくまれています。

従って、これだけの量の知識を身に
つけるためには、

相応の時間と労力がどうしても必要に
なってくるのです。

私がこれまで多くの合格者を見てきた
経験則から言うと、

合格に必要な学習時間は、

【最低1,000時間】

です。

なので、通常1〜2年はかかると
考えるのが現実的です。

まずは、それで1週間でどれくらい
学習時間を捻出できるか、

そして、そのペースで勉強すると
どれくらいで1,000時間に到達できるか
を計算してみるといいでしょう。

「3か月で楽々合格(^_^)」

そんな甘言に騙されてはいけません。

カモにされるだけです。

そして、次に重要なことは、
先の

「必須の教育内容」

を完全網羅するのは当然のこと、

それらを【合格水準】まで解像度高く
解説した、良質な教材で勉強する
ということです。

【合格水準】まで解像度高く解説
しているということは、

それだけ読み応えのある教材という
ことです。

「うわ、こんなに勉強しないとだめなの?」

そう感じるくらいの教材がちょうどいい
です。

「これなら私でも出来そう。」

ぐらいのレベルの教材では、全く
もって不十分。

失礼な言い方かもしれませんが、
まだ何の知識もない素人が、

「私でも出来そう。」

と感じるレベルの教材など、たかが
知れています。

それでは、合格率30%台の壁を超える
ことはできません。

今回は、ちょっと厳しい内容だった
かもしれませんが、

まだ余裕のある今だからこそお伝え
した次第。

充分な学習時間を確保するためにも、

▼思い立ったが吉日
▼善は急げ
▼四の五の言わずに即行動

これが大事です。


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