応用試験の合格率から−日本語教員試験結果分析(その4)

今回も

令和7年度日本語教員試験実施結果を
お知らせします
https://www.mext.go.jp/content/20251210-mxt_nihongo02-000046171_01.pdf

に基づいて、今回の試験の応用試験合否
結果を分析します。

結論から申し上げると、

「試験ルートより養成機関ルートの方が有利。」
「とはいえ、養成機関ルートだからといって
 必ず合格できるわけではない。」

です。

まず、試験ルートの結果は、
基礎試験合格者1,309人のうち、

応用試験合格者は1,269人です。

注にもある通り、基礎試験が不合格の者は、
応用試験を受験しても採点されません。

そうすると、合格率は、

1,269人÷1,309人×100=96.9%

ほぼほぼ合格している計算です。

前回の結果も、受験者323人に対し
合格者322人でしたので、ほぼ同水準。

今年の試験後に、SNS上で

「今年の応用試験は難しかった。」

というコメントが多かったようですが、

合格率からいうと、そうでもなかった
と言えそうです。

やはり合格ライン60%以上というのは
かなりの失点を許容されるということ
ですね。

そう考えると、応用試験が難しかった
とつぶやいた方の多くは、

▼それでも応用試験に合格した

という方か、

▼そもそも基礎試験で落ちていた

という方ではないかと推測されます。

ちなみに、基礎試験不合格者を含んだ
受験者数で計算すると、

1,269人÷3,538×100=35.9%

なかなかの難関ですね。

次に、養成機関ルートの結果を見て
みましょう。

こちらは、今回初めて。

受験者2,409人に対し、合格者1,686人。

合格率70.0%。

試験ルートの合格率の約2倍です。

やはり基礎試験免除は大きいですね。

とはいえ、3割は落ちていることを
考えると、決して安心できる数字
ではありません。

「養成講座を受講すれば合格できる。」

必ずしもそうとは言えないということが
分かります。

養成講座が必ずしも合格を保証している
わけではなく、

やはり、そこでもしっかり勉強しなければ
合格できないということなんですね。


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