日本語教育能力検定試験結果分析
先日、日本国際教育支援協会より
日本語教育能力検定試験(民間試験)
の結果が公表されました。
令和7年度 日本語教育能力検定試験
結果の概要
https://www.jees.or.jp/wp-
受験者1,958人に対し合格者は579人。
合格率29.57%。
ここ数年は30%をちょっと超えて
いる感じでしたので、
今年はちょっと低いかなという
感じです。
それよりも何よりも注目すべきは
応募者の急減です。
令和5年は10,170人もあった応募者が、
令和6年には4,196人。
そして、令和7年は2,413人。
毎年、前年の半減ペースで減少して
います。
それは当然のことで、もうこの試験に
合格しても日本語学校に勤務することは
できません。
合格してもメリットはほとんどないん
ですね。
にもかかわらず、なぜ本試験に挑むのかと
いうと、
「今まで合格できなかったこの試験に、
なんとか合格したい。
ピリオドを打ちたい。」
という方が多いのではないかと推測
します。
ただ、受験者が2,000人を切ったこと
から考えると、
本試験の運営そのものが、すでに
厳しいのではないかと思われます。
おそらく、経過措置終了ごろには
本試験も廃止になるのではないか。
そのように思います。
なので、
「自分自身の問題として、
なんとしても合格証書を手に入れたい。」
というのであれば、
来年、あるいは再来年が最後と
思って取り組まれるといいでしょう。
