コアカリキュラムとは(1)−基本的な考え方
登録日本語教員になるためには、
文部科学省が定めた知識・技能・態度を
身につけなければなりません。
そうした登録実践研修機関及び登録日本語
教員養成機関でそれぞれ実施される実践研修
や養成課程において共通的に学習・習得が
必要な内容を
「登録日本語教員実践研修・
養成課程コアカリキュラム」
と言い、通常「コアカリキュラム」と
言われています。
このコアカリキュラムは、下記で明確に
示されています。
文部科学省
「登録日本語教員 実践研修・
養成課程コアカリキュラム」
https://www.mext.go.jp/
ですので、これから日本語教員試験
合格を目指すにしろ、
日本語教員養成講座で学ぶにしろ、
まずはこのコアカリキュラムを
しっかり理解しておくことが必要です。
本書では、コアカリキュラムの基本的な
考え方が以下のように述べられています。
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〇平成31年3月4日に文化審議会国語分科会が
とりまとめた「日本語教育人材の養成・研
修の在り方について(報告)改定版」
(以下「平成31年報告」という。)では、
「専門家としての日本語教師に求められる
資質・能力」が以下のように示されている。
(1)言語教育者として必要とされる学習者
に対する実践的なコミュニケーション
能力を有していること。
(2)日本語だけでなく多様な言語や文化に
対して,深い関心と鋭い感覚を有して
いること。
(3)国際的な活動を行う教育者として,グ
ローバルな視野を持ち,豊かな教養と
人間性を備えていること。
(4)日本語教育に関する専門性とその社会
的意義についての自覚と情熱を有し,
常に学び続ける態度を有していること。
(5)日本語教育を通した人間の成長と発達
に対する深い理解と関心を有している
こと。 (平成31年報告p.22より引用)
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これだけでもわかる通り、ただ日本語を
教えるスキルを身につければいいという
ものではなく、
幅広い見識と人間性が求められている
ということが分かります。
そして、上で示された平成31年報告では、
各活動分野で活動するに当たり、
日本語教師としての基盤となる「日本語教師
【養成】に求められる資質・能力」が知識・
技能・態度に分けて示されています。
先の文部科学省「コアカリキュラム」の
2ページ目に掲げられた
表1 日本語教師【養成】に求められる
資質・能力
です。
ご覧いただくとお分かりになるかと思い
ますが、
先の(1)から(5)がより具体的に
整理されてリストアップされています。
これは必ず目を通してください。
一見読むのが面倒に感じるかもしれま
せんが、
こういうだいじな資料にしっかり目を
通すかどうかが合格の第一歩です。
ここに掲げられた全28項目の下には、
さらに細かな学習項目がわんさと
ぶら下がっています。
従って、これらの学習項目を習得する
には、相応の時間と労力がどうしても
必要なんですね。
多くの試験合格者とお話させて
いただいてわかったのは、
合格に必要な学習時間は概ね1000時間。
まずは、この学習時間を確保することが
合格の第一歩です。
