事前学習こそがChatGPTに高品質なルーブリックを作成させるコツ。

前回、明日のサロンの教材でもある、

『新版 ロールプレイで学ぶ 中級から
 上級への日本語会話』
 https://amzn.to/4qQBLUA

を使った授業で使うルーブリックを
生成AI(ChatGPT:通称チャッピー君)
で作ってもらうという話をしました。

ちなみに、明日のサロンとは別に、
先週末13日に行った、

WEBで学ぶ通信講座
「篠研の国家資格日本語教員試験対策」
https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

の会員限定サロン「篠研サロン−試験対策部」
で作成した、

パフォーマンス・タスク:
友達に、授業で出た分からないことばの
意味を聞く。(Aレベル)

のルーブリックがこれです。

https://gyazo.com/6015171f72c8547d4dd87aa3d48dae2b

ChatGPTで作成しました。

もちろん、完ぺきではなく、修正や検討をする
必要があります。

ですが、大事なことは、

「7割程度まで生成AIで作ってもらって、
 残りの3割を目視でチェックする。」

という感覚です。

とはいえ、人力で一からここまで作成
しようとすれば、なかなかな労力が
かかります。

それを、一瞬で作ってもらえるわけですから
活用しない手はありません。

ただし、これだけの品質のルーブリックを
作らせるためには、プロンプト(指示文)
を工夫する必要があります。

特に、プロンプトといった複雑で専門的
かつ高品質な作業をさせる場合は、一度に
指示を出すのではなく、

学習させながら、段階的に学習させ、
チャッピー君の理解度を確認しながら
指示を出していくのがコツです。

例えば、先ほどのAレベルのルーブリック
作成では、第1段階として以下のような
プロンプトを与えました。

=======================
 A1レベルの授業(やりとり)の評価のための
ルーブリックを以下1〜3の手順で作成してください。

1.ルーブリックの学習

 下記資料を読んで、ルーブリックとは何か学習
してください。

・「『日本語教育の参照枠』活用のための手引き」
 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_110/pdf/93669101_01.pdf

・文部科学省(参照枠モデル開発・普及事業の資料)
 『「コースフレームワーク」と「モジュールボッ
 クス」を活用したカリキュラムの作り方の例
 (改訂版)』
 https://www.mext.go.jp/content/20250501-mxt_nihongo02-000036709_26.pdf
 
・「日本語教育の参照枠」に沿った評価の考え方
 と方法(後編)
 https://nj.alc.co.jp/entry/20250203-hyoka2?utm_source=chatgpt.com

=======================

そうすると、チャッピー君から以下のような
反応が返ってきました。

=======================

篠崎さん、承知いたしました。

ご提示の資料に基づき、A1レベル「やりとり(相互行
為)」の授業評価用ルーブリックを、指定の流れ
(1〜3)で作成します。

1.ルーブリックの学習(要点整理)

ルーブリックとは

パフォーマンス(ロールプレイ等)を評価するための
「観点×段階」の評価表で、達成すべき目標を学習者
と共有し、評価の透明性を高めるものです。

「参照枠」では、ロールプレイ等の評価で

活動Can do(タスク達成)+能力Can do(流ちょうさ・
発音・正確さ等)+方略Can do(聞き返し等)を観点
として組み合わせ、

段階(レベル)を設けたものがルーブリックの基本形
だと説明されています。

「参照枠」準拠の評価で外してはいけないポイント

Can do(何ができるか)を出発点にして、その達成度を
評価する(妥当性の確保)。

文法・語彙・発音などは“独立の小テスト項目”として
切り出すより、課題遂行に絡めて評価し、

意味伝達に影響しない小さな誤りは過度に重く扱わない、
という考え方が推奨されています。

尺度だけ(例:4・3・2・1)で、基準の具体的記述が
ないものはルーブリックにならない点にも注意が必要
です。

2.評価設計(A1「やりとり」:評価タスクと観点)

ここでは、A1の授業内で実施しやすく、評価もしやすい
「短い対話ロールプレイ」を評価タスクにします。

評価タスク(例:2分)

場面:はじめて会った人と、あいさつ〜簡単な自己紹介
   〜質問2往復〜しめ

 例:あいさつ(こんにちは/はじめまして)

自己紹介(名前・国/出身・仕事/学生・好きなもの
   などから2つ)

質問(「おなまえは?」「どこからですか」等)を
  2往復

しめ(よろしくお願いします/ありがとうございま
   した)

観点(参照枠の考え方に沿って「Can do」を混成)

観点A:タスク達成(活動Can do)…必要な情報交換が
   できたか

観点B:やりとり運用(相互行為)…聞く→答える→
   次を促す、の往復が回るか

観点C:言語資源(能力Can doの扱い)…A1としての
   語彙・文型の範囲で意味が通るか
           (※課題達成と絡めて評価)

観点D:明瞭さ(発音・聞き取りやすさ)…理解に
   支障があるかどうか

観点E:方略(方略Can do)…聞き返し・言い直し・
   指さし等で修復できるか

3.A1「やりとり」評価用ルーブリック
      (教師評価/自己評価/ピア評価兼用)

尺度は4段階にし、各段階に「観察できる行動」を
入れます(尺度だけにしない)。

記録は、各観点にチェックを付け、最後に総合所見
を1行書く運用が楽です。

=======================

おー!よくわかってるじゃないか(^_^)

チャッピー君からこの反応がでるまで
ほぼ1分。

そして、チャッピー君は早速ルーブリックを
先走って作成したのですが、

まだ学習途上なので、それは無視(笑)

とはいえ、ここまで理解できていれば、相応の
ルーブリックを作ってもらえるだろうと期待
できます。

逆に、人間が一瞬でここまで思考するのは、
至難の業。

逆に、チャッピー君の反応から、

「なるほど。そこは考えていなかった。」

という気付きも得られます。

使わない手はないですね。

チャッピー君には、さらにもう一段階学習させた
のですが、続きは次回にしましょう。

なお、明日開催の

【篠研サロン−教育実践部−】
  https://www.kanjifumi.jp/salon_kyouiku/

テーマ:
『日本語教育の参照枠』に沿った中級会話授業
 −『新版 ロールプレイで学ぶ 中級から
   上級への日本語会話』の授業設計−

では、上記を踏まえ、Bレベルの会話(やりとり)
の授業設計と、

チャッピー君を使ったルーブリック作成を
行います。

プロンプトも完全公開しますので、ご興味の
ある方は、明日16時までに上記サイトより
お申し込みください。

授業準備時短術と授業実践力が、3段階は
アップしますよ(^_^)


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