「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」を読む(その13)
シリーズでお届けしている、
「外国人の受入れ・秩序ある共生のための
総合的対応策」
https://www.kantei.go.jp/jp/
今回も続きをお届けします。
今回は
II 国民の安全・安心のための取組
第1 既存のルールの遵守、各種制度の
適正化に向けた取組
の
4 ライフステージ・ライフサイクルに応じた支援
の
(3)「青壮年期」を中心とした外国人に対する
支援等
です。
今回の試験のポイントは、青壮年期の外国人
労働者に関わる下記取組
1 外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けた
ハンドブック
2 高度外国人材活躍推進ポータル
3 外国人留学生の国内就職支援研修
モデルカリキュラム
4 外国人社員と働く職場の労務管理に使える
ポイント・例文集
です。
今回も進め方を少し変え、少しずつ
読みながら、その都度解説していきます。
その方が分かりやすいですね(^_^)
今回もかなり膨大な内容ですので、
数回に分けてお届けします。
しっかり読み込んでいきましょう。
以下。
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(3)「青壮年期」を中心とした外国人に
対する支援等
1.現状と問題点
・外国人労働者は、我が国の労働法制・雇用
慣行等に関する知識不足、
言語・コミュニケーション能力や慣習の相違
等から、労働条件・解雇等に関するトラブル
等が生じやすい。
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日本で働く外国人労働者を大きくブルーカラー
とホワイトカラーで分けると、代表的な在留資格
として、
・ブルーカラー
技能実習(建前は労働者ではありませんが、
実質的な労働者)
特定技能
育成就労(2027年4月より開始予定)
介護
・ホワイトカラー
技術・人文知識・国際業務(略して技人国)
高度専門職
経営・管理
企業内転勤
があります。
それぞれでトラブルの内容は違いますが、
ここで指摘しておくべきは、外国人だけ
でなく、
彼らを受け入れる日本人側も受け入れ態勢を
しっかり取らなければうまくいかないと
いうことです。
日本語教師は、両者の橋渡し的役割も期待
されているんですね。
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2.実施中の施策
1 留学生の就職等の支援
・関係省庁、産業界、支援事業者、大学等の連携
により策定した、
留学生の多様性に応じた採用選考や選考後の柔
軟な人材育成・処遇等に係るチェックリストや
ベストプラクティス等を内容とする
「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けた
ハンドブック」
について、
関係省庁の各種制度や施策と連携し、周知・活
用促進を図っており、
地方公共団体や、企業の経営相談を行う各地域
の支援機関等に対しても横展開している。
また、同ハンドブックに基づく留学生向けの取
組について、企業や大学等からの情報発信を促
すため、
関係省庁から経済団体や大学等への周知を徹底
している。
〔経済産業省(厚生労働省、文部科学省等関係
省庁)〕《施策番号286》
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「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けた
ハンドブック」
は文部科学省 厚生労働省 経済産業省が共同で
作成したもので、こちらです。
「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けた
ハンドブック」
https://jsite.mhlw.go.jp/
外国人留学生の採用・活躍に向けたチェック
リストや、
外国人労働者を採用している企業の取組などが
詳しく紹介されています。
周知のとおり、日本は少子高齢化による労働
人口の減少を、外国人労働者で補っていか
なければなりません。
そういう意味でも、こうした取組はとても意義
があることなんですね。
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・独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
内に設置した
「高度外国人材活躍推進プラットフォーム」
において、関係省庁連携の下、高度外国人材の
採用・活躍のため、
企業及び高度外国人材双方に向けた各種情報を
発信している。
また、高度外国人材に関心を持つ企業に対して
は、
令和元年度より高度外国人材の採用から入社後
の活躍までの様々な段階をサポートする伴走型
支援を実施するとともに、
中堅・中小企業や支援機関向けに作成した教材
等を活用した外国人材活躍のための企業風土の
醸成に取り組む等、
高度外国人材の就職後の活躍に関する支援を
行っている。
さらに、令和2年度以降、オンラインジョブ
フェアや日本の就労環境等を紹介するセミナー
等のイベントの開催を通じ、
日本企業への就職意欲を有する高度外国人材
に対するPR・就職機会の提供を行っている。
《施策番号287》
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まず、
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/
は「ジェトロ」と読みます。
ジェトロは、経済産業省所管の独立行政法人で
貿易・投資促進と開発途上国研究を主な業務と
しています。
こうした日本語教育と関連のある団体や組織は
日本語教員試験や日本語教育能力検定試験にも
よく出題されますので、しっかりチェックして
おきましょう。
そして、高度外国人材活躍推進プラットフォーム
はこちらです。
「高度外国人材活躍推進ポータル」
https://www.jetro.go.jp/
試験対策的に言えば、試験は国の政策の広報的
役割も担っていますので、
こうした国の取組やそのホームページを見て
おくというのは、非常に有効です。
見てみると分かりますが、外国人向け・企業
向けに、豊富な情報を提供しています。
必ず、ご自身の目で確認しておいてくださいね。
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・「外国人留学生の国内就職支援研修モデル
カリキュラム」等を活用して、
外国人留学生等を対象とした、職場定着のため
のコミュニケーション能力の向上や雇用慣行等
に関する知識の習得を目的とした研修を実施し
ている。
さらに、
「外国人社員と働く職場の労務管理に使える
ポイント・例文集」
や
「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けた
ハンドブック」
等を活用して、
事業主向けセミナー等を通じ、事業主や人事・
労務担当、職場の上司等の職場における効果的
なコミュニケーションの方法を周知している。
〔厚生労働省〕《施策番号288》
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「外国人留学生の国内就職支援研修
モデルカリキュラム」
は、厚生労働省が出したもので、こちらです。
外国人留学生の国内就職支援研修
モデルカリキュラム
https://www.mhlw.go.jp/
中を見ると、非常に詳しい授業計画が紹介されて
います。
また、各授業計画内の参考文献も充実していて、
リンクを飛べば、厚生労働省のホームページに
飛んで、さらに詳しい情報が紹介されています。
かなり力を入れているのが分かります。
また、「外国人社員と働く職場の労務管理に
使えるポイント・例文集」はこちらです。
外国人社員と働く職場の労務管理に使える
ポイント・例文集
https://www.mhlw.go.jp/
こちらも、非常に詳しく解説されており、
企業側がこれに沿って外国人労働者に
説明すれば、
かなりのトラブルが防げるのではないかと
思われるほどの充実した内容です。
今回は以上です。
繰り返しますが、こうした資料は試験にも
時事問題としてよく出題されます。
丁寧に、かつしっかり目を通しておきましょう。
