日本語教育能力検定試験合格に必要な学習時間は?

ずばり、1000時間です。

1000時間の学習は覚悟してください。

こういうと、

「養成講座が420時間だから、
420時間ぐらいで合格できるんじゃ
ないの?」

という方がいますが、これはかなり
見積もりが甘いです。

420時間は、検定試験の出題範囲を
一通り勉強するのに必要な学習時間
と考えるのが妥当です。

検定試験に合格なさった篠研会員様
に聞いても、

多くの方が、「1000時間は必要」と
答えています。

つまり、日本語教育能力検定試験は
それだけ出題範囲が広いのです。

実際、受験予定の方から

「こんなに出題範囲が広いとは思っても
みなかった。」

というご感想を毎年いただきます。

なので、ちょっと長くなりますが、検定
試験の出題範囲を以下に掲げますね。

===================

1 社会・文化・地域

1.世界と日本
(1)諸外国・地域と日本
(2)日本の社会と文化
2.異文化接触
(1)異文化適応・調整
(2)人口の移動(移民・難民政策を含む。)
(3)児童生徒の文化間移動
3.日本語教育の歴史と現状
(1)日本語教育史
(2)日本語教育と国語教育
(3)言語政策
(4)日本語の教育哲学
(5)日本語及び日本語教育に関する試験
(6)日本語教育事情:世界の各地域,日本
の各地域
4.日本語教員の資質・能力

2 言語と社会

1.言語と社会の関係
(1)社会文化能力
(2)言語接触・言語管理
(3)言語政策
(4)各国の教育制度・教育事情
(5)社会言語学・言語社会学
2.言語使用と社会
(1)言語変種
(2)待遇・敬意表現
(3)言語・非言語行動
(4)コミュニケーション学
3.異文化コミュニケーションと社会
(1)言語・文化相対主義
(2)二言語併用主義(バイリンガリズム
(政策))
(3)多文化・多言語主義
(4)アイデンティティ(自己確認,帰属
意識)

3 言語と心理

1.言語理解の過程
(1)予測・推測能力
(2)談話理解
(3)記憶・視点
(4)心理言語学・認知言語学
2.言語習得・発達
(1)習得過程(第一言語・第二言語)
(2)中間言語
(3)二言語併用主義(バイリンガリズム)
(4)ストラテジー(学習方略)
(5)学習者タイプ
3.異文化理解と心理
(1)社会的技能・技術(スキル)
(2)異文化受容・適応
(3)日本語教育・学習の情意的側面
(4)日本語教育と障害者教育

4 言語と教育

1.言語教育法・実技(実習)
(1)実践的知識・能力
(2)コースデザイン(教育課程編成),
カリキュラム編成
(3)教授法
(4)評価法
(5)教育実技(実習)
(6)自己点検・授業分析能力
(7)誤用分析
(8)教材分析・開発
(9)教室・言語環境の設定
(10)目的・対象別日本語教育法
2.異文化間教育・コミュニケーション
教育
(1)異文化間教育・多文化教育
(2)国際・比較教育
(3)国際理解教育
(4)コミュニケーション教育
(5)異文化受容訓練
(6)言語間対照
(7)学習者の権利
3.言語教育と情報
(1)データ処理
(2)メディア/情報技術活用能力
(リテラシー)
(3)学習支援・促進者(ファシリテータ)
の養成
(4)教材開発・選択
(5)知的所有権問題
(6)教育工学

5 言語一般

1.言語の構造一般
(1)言語の類型
(2)世界の諸言語
(3)一般言語学・日本語学・対照言語学
(4)理論言語学・応用言語学
2.日本語の構造
(1)日本語の構造
(2)音声・音韻体系
(3)形態・語彙体系
(4)文法体系
(5)意味体系
(6)語用論的規範
(7)文字と表記
(8)日本語史
3.コミュニケーション能力
(1)受容・理解能力
(2)言語運用能力
(3)社会文化能力
(4)対人関係能力
(5)異文化調整能力

===================

いかがですか。

かなり広範囲にわたっているということが
ご理解いただけたのではないでしょうか。

しかも、(実際学習を始めるとわかりますが)
1つ1つの項目もなかなかハードです。

もちろん、専門用語もバンバン出てきます。

カタカナの専門用語も、結構多いです。

例えば、

▼スキミング、スキャニング、
▼メタファー、シミリー、メトニミー、シネク
ドキ
▼カミンズ、コーダー、セリンカー、レネバーグ
(今日の問題の選択肢ですが(笑))

などなどなど。

当然のことながら、こうした専門用語を1度
見ただけで覚えることなど、普通の人はでき
ません。

2度3度、いや5度10度、繰り返し繰り返し
講義資料を読み込み、

脳髄に何度も何度も叩き込んでいかなければ
覚えられるものではないのです。

なので、どうしても1000時間ぐらいは優に
かかってしまうのです。

それだけに、日本語教育能力検定試験合格は
相応の価値がある、とも言えるわけですね。

従って、試験勉強を成功させ、見事合格を
手にするためには、

何をおいても、

【四の五の言わずに即行動】

し、1分でも多く学習時間を確保するという
ことが、鉄則なのです。

そして、もう一つ重要なことは、

【中長期的な学習計画を立てること】

です。

短期決戦は、絶対うまくいきません。

▼熱しやすく冷めやすい人。
▼すぐに諦めてしまう人。

は、まずこの試験には向きません。

それよりも、

▼瞬発力はないが、継続力はある人。
▼諦めが悪く、しつこい人。

は、性格的に向いています。

まず、ご自身はどうか、静かにご自身の
今までの言動を振り返ってみてください。

それから、さらに重要なことは、

【自分に合ったペースをつかみ、
適切な学習期間の目安を掴む。】

ということ。

もし、毎日2時間、日本語教育能力検定試験
の学習をするとすると、トータルで500日
かかります。

これは、土日祝日、盆暮れ正月も勉強した
場合です。

「1000時間って、結構時間かかるな。」

そう思われたのではないでしょうか。

なので、私がお勧めするのは、2年計画で
合格を目指すというもの。

2年というと、長いように感じられるかも
しれませんが、実際に勉強してみると、
結構あっという間です。

とはいえ、行動しなければ、いつまでたっ
ても前には進みませんし、

無駄に時間がどんどん揮発していきます。

だからこそ、

善は急げ。
思い立ったが吉日。
四の五の言わずに即行動。

「どうしても来年の検定試験に合格したい。」

というのであれば、

今まさにこの瞬間、篠研の通信講座に
ご入会ください。

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「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
https://youtu.be/THBRhyoy0qo


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