検定合格に絶対必要な2つの要素(その2)。

日本語教育能力検定試験合格に絶対必要な
2つの要素の続き。

その2つの要素とは、

▼一刻も早く始めること。
▼最後まで続けること。

これは何事においても本当に大事なこと
ですので、よくよく肝に銘じておいて
ください。

で、今回は、

「最後まで続けること。」

です。

こういう話をすると、決まって受ける
質問が、

「検定試験に合格するためには、何時間
 ぐらい勉強したらいいですか。」

というもの。

私の答えは【1,000時間】です。

これは、私自身の実体験、そして多くの
合格者を見てきた結論です。

このように言うと、

「えー!1000時間も勉強しないとダメ
 なんですか!」

という方がいますが、それぐらいの
覚悟がないのであれば、教壇に立つ
のは厳しいです。

もちろん、1000時間勉強したから
といって合格が保証されているわけ
ではありません。

大事なのはその中身ですので、

たとえ1000時間勉強したからといって、
その中身が薄ければ、

検定試験に合格することは難しいです。

そもそもですが、将来教えるであろう
学習者がどれくらい日本語を勉強するか
想像してみてください。

日本語学校であれば、週20時間、年間
760時間、学習者はひたすら日本語を
勉強します。

これは、日本語学校の設置基準で定め
られていますので、

どこの法務省告示校の日本語学校も
年間760時間以上のプログラムを実施
しています。

しかも、学習者の多くは日本語学校に
2年間在籍していますので、

2年で1520時間日本語を勉強している
ことになります。

しかも、彼らはゼロ初級で来日する
わけではありません。

学習者によって差がありますが、来日
前に母国でN5~N4ぐらいまでの勉強を
しています。

それをざっくり500時間ぐらいと考える
と、

彼らは日本語学校を卒業するまでに
約2000時間ひたすら日本語を勉強する
ことになるわけです。

皆さんより、一回りも二回りも若い
学習者ですら、普通に2000時間の学習
時間をこなすのに、

「えー!1000時間も勉強しないとダメ
 なんですか!」

程度のマインドで、偉そうに学習者の
前で教師面ができますか。

たとえ1000時間勉強して首尾よく検定
試験に合格したとしても、

しょせん学習者の半分程度しかこなし
ていないのです。

そう考えれば、

「最後まで続けること。」

といっても、検定試験に限っていえば
たかが1000時間。

一生試験勉強をするわけではありません。

せめて学習者の半分ぐらいは続けてくだ
さいね、というレベルなのです。

学習者は教師に自分の将来を託している
わけですし、

その期待に応えられなければ、彼らの
落胆ぶりは相当です。

逆に、1000時間でその期待に応えられる
準備ができるか。

そのように考えてみてください。

学習者は常に「素晴らしい教師」との出会い
を心待ちにしています。


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