登録日本語教員取得、どのルートが得策か。(その1)

去る11月2日(木)、文化庁にて

登録実践研修機関及び登録日本語教員養成機関の
登録手続き等の検討に関するワーキンググループ
                  (第5回)
https://onl.bz/UYuLAWc

が開かれ、そこで、

登録日本語教員の資格取得ルート
https://onl.bz/D6pREiW

が出されました。

そこで、これから数回にわたり

「国家資格、どのルートが得策か。」

と題して、お話をしていきたいと思い
ます。

まず、上記ルートのスライド1から。

ルートは大きく2つ。

養成機関ルートと試験ルート。

養成機関ルートは、大学主専攻・副専攻、
そして従来の420時間養成講座などがこれに
含まれます。

一方、試験ルートは従来の検定試験ルート
に実践研修が加わった形。

ですので、お金と時間に余裕がある方は
養成機関ルートを選ばれるといいかと思い
ます。

ただし、通学圏内に登録実践研修機関と
登録日本語養成機関の登録を受けた機関
があるかどうかを確認する必要があります。

この機関は、現在審査案を練っているところ
ですので、もう少し先の話です。

おそらく、大都市圏(東京、大阪、福岡)や
それに準じる中核都市であれば、そういう
機関はできるでしょう。

ですが、そうでない地方の場合は、そもそも
そういった機関が通学圏内にないという
ことも考えられます。

ですので、地方在住の方はこの部分を
今後注視していく必要があります。

また、養成機関ルートの場合、基礎試験が
免除、応用試験だけを受験すればいいと
なっています。

内容から言うと、基礎試験は現在の検定
試験の試験I相当。

応用試験は試験II,試験IIIに相当します。

当然のことながら、基礎学力がなければ
応用試験合格はおぼつかなくなるわけで、

「基礎試験免除だから。」

という安易な理由で養成機関ルートを
選ぶと、

いつまでたっても応用試験の壁を突破
できないということになりかねません。

ですので、最初からしっかり試験対策を
考えておく必要があります。

一方、試験ルートは養成機関ルートに
比べ、かなり時間的・経済的負担が
少なくてすみます。

「普段、仕事や家族の世話などで
 通学するのは難しい。」

という方は、試験ルートがお勧めです。

新たな日本語教員試験の出題範囲は
現在の日本語教育能力検定試験と同じ。

ですので、現出題範囲に完全対応した
受験サービスを選べば大丈夫です。

ただ、問題は実践研修。

先の養成機関ルートと同様、特に
地方在住の方は、ここが非常に悩ましい
所かと思います。

もし実践研修がフルオンラインでも
できるとなれば話は別ですが、

現行ではそのようになっておらず、
実習は必ず対面ですることになって
います。

また、実践研修(=実習)は、養成機関
にとっても、単体では利益が上がり
にくい事業ですので、

これだけに特化したサービスが出てくる
のは考えにくい。

この辺り、今後文化庁がどう対応して
行くかが1つの焦点になるかと思います。

そう考えれば、経過措置の間に、今の
試験・教員養成等を利用して登録日本語
教員の資格を取るのが得策ではないか
と思います。

続きは、次回に。


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