まだあった!国家資格日本語教員試験を侮ってはいけない理由(その1)
前回、前々回と2回にわたって
「国家資格日本語教員試験を侮っては
いけない理由」
についてお話させていただきました。
が、、、、
もう1つ、大事なことを思い出し
ました。
それは採点方法です。
これまでの検定試験の採点方法は、
総合計点で合否を決めていました。
もちろん、マーク式問題で一定以上の
点数を取らないと記述問題を採点して
もらえない、
といった足切りはありましたが、
それでも基本的には総合計点で
合否が決められていました。
ところが、国家資格日本語教員試験
は違います。
先月12月に行われた試行試験の実施
概要のp.4に以下の書かれています。
令和5年度日本語教員試験試行試験
実施概要(案)
https://00m.in/FrvAc
以下。
===================
<試験1(基礎試験)>
必須の教育内容で定められた5区分
において、各区分で約7割程度の得点
があり、
かつ総合得点で約8割程度の得点がある
こと
<試験2(応用試験)>
総合得点で約6割の得点があること
===================
注目すべきは試験1。
各区分でそれぞれ7割以上の得点、
かつ総合得点が8割以上。
なかなかなハードルです。
これはつまり、
「極端な苦手分野があると合格でき
ませんよ。」
ということです。
このように言うと、
「じゃあ、試験ルートより養成機関
ルートの方が基礎試験が免除され
るから、
養成機関ルートを選んだ方が得策
なんじゃないか。」
と思われるかもしれませんが、
登録日本語教員の資格取得ルート
https://00m.in/xCKFU
そうとも言い切れません。
なぜなら、試験2(応用試験)に
合格するためには、
当然ですが試験1(基礎試験)合格
レベルの知識が必要だからです。
試験2(応用試験)の合格ラインが
6割ということですので、
受験者が今まで通りの勉強をすれば、
試験2(応用試験)の合格率は、
これまでの検定試験の合格率30%前後
より多少上がるでしょう。
ですが、それでもそれでも養成機関ルート
を選んだかなりの方が、
試験2(応用試験)を突破できないまま
養成機関で実践研修を受けて、
受講料(50万円〜60万円)を無駄にして
しまうことになるのではないかと思いま
す。
そうならないためにも、
試験1(基礎試験)を受けるか受けないか
に関わらず、
試験1(基礎試験)を突破できる知識を
しっかり身につけること。
そして何より、
【苦手分野をなくすこと。】
が絶対条件ということになります。
では、苦手分野をなくすためには
何が必要なのか。
どうすればいいのか。
続きは、次回に。