応用試験を突破するには?(その3)
前回、今回の予告として、
広範な出題範囲だけではなく、
新制度によって、出題内容にも変化
がある。
ということをお伝えいたしました。
ですが、その前にもう一つ大事な話が
ありますので、今回はそちらのお話を
いたします。
出題内容の変化については、また次回に
しますね。
で、今回お話しするのは、前回お話し
した、
▼1000時間学習
についてです。
「なぜ1000時間も勉強しなければなら
ないのか。」
ということ。
「これまでの養成講座も420時間で資格
が得られたわけだから、1000時間は
多すぎるのではないか。」
そう思われる方も多いと思います。
実際、インターネット上では、
「安い!早い!簡単!」
と、まるで牛丼かと思わせるような
謳い文句で集客している講座もある
ようです。
(そういうのが好きな方は、そちら
へどうぞ。)
ここで押さえておかなければならない
のは、
応用試験は、区分横断的な問題が
出題されるということ。
区分横断的とはどういうことかと
いうと、
日本語教員試験の出題範囲である
▼言語
▼言語と教育
▼言語と心理
▼言語と社会
▼社会・文化・地域
の5つの区分にまたがった問題が
出題されるということです。
つまり、各区分の内容の理解だけで
なく、
区分間の知識の関連性についての
理解が、合格のためには必要だという
ことです。
翻って、420時間というのは何を意味
するのかというと、
広範な試験範囲を一通り学習するのに
必要な時間という意味です。
それで、各区分の関連性まで見えますか
という話。
区分間の関連性まで見えるためには、
何度も復習する必要があります。
また、テキストを読んでもわからない
ところは、自分で調べる必要もある
でしょう。
そう考えれば、合格にはどうしても
1000時間は必要になってくるのです。
文部科学省が行っている
登録日本語教員養成機関の申請内容
の中にも、
講座に必要な最低時間として375単位
時間以上という制限を課しています。
1単位時間は45分ですので、
60分換算で281.25時間。
文部科学省は、さらに各授業に予習
復習を含めて、講座の時間とは別に
2倍の学習時間を確保するよう求めて
います。
そうすると、
281.25時間×3=843.75時間
文部科学省もこれぐらいの学習時間を
想定しているわけです。
これに
【応用試験突破】
に必要な
▼苦手分野の克服
▼模擬試験とその見直し
▼直前の総整理
などを考慮すれば、ちょうど1000時間
ぐらいにはなるわけなんですね。
要は、それをやり切るかどうか。
本気で日本語教師を目指したいので
あれば、
このことはしっかり認識すべきです。
耳の痛い話ですね(^_^)
ですが、とても大切な話なので(^_^)
そうすると、
「じゃあ、実際に応用試験ではどんな
問題が出題されるのか。
それらをどう解いていけばいいのか。」
気になる方も多いと思います。
そういう方は、こちらのセミナーを
御利用ください。
これからの試験勉強の確かな羅針盤に
なると思います。
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続きは、次回に。