応用試験を突破するには?(その7)
前回、
今後、日本語教員試験において、
【ユニバーサルデザイン】
が重視される根拠として、
(1)経過措置対象の講習IIの内容
(2)昨今の日本のホワイト社会化
(3)日本の障害者政策の変化
を紹介し、(1)について説明させて
いただきました。
【ユニバーサルデザイン】
とは、
ロナルド・メイス(Ronald Mace)
が提唱したもので、
年齢、性別、身体的状況、国籍、
言語、知識、経験等の違いに関係
なく、
すべての人が使いこなすことの
できる製品、建物、環境、サー
ビス等のデザインを目指す考え方
やその実践を言います。
で、今回は(2)について。
「ホワイト社会」とは、岡田斗司夫氏
が提唱しているもので、
「清潔が正義」の見た目至上主義社会
のことを言います。
詳しくは、こちらのnoteをご覧ください。
【岡田斗司夫ゼミ感想】
ホワイト社会=女性視点の社会
https://note.com/seiken_kurei/
確かに、例えば最近の俳優や歌手の方は
皆さん、清潔感にあふれています。
そして、みんな基本的にお行儀がいい。
ひと昔前のドラマやアニメの主人公
例えば、中村雅俊主演の「俺たちの旅」
とか、ど根性ガエルなど、
みんな基本的に不潔でちょっとやんちゃ
でした。
不潔さややんちゃなところにこそ
人間の本音があり、人間味がある
そんな価値観があったからです。
ですが、今は違います。
不潔な人ややんちゃな人は、危険人物。
なので、経済界でも政界でも芸能界でも
ほんのちょっとでも不道徳なことを
しようものなら、
容赦なく叩かれ、退場させられています。
これらはすべて、日本が今、急激に
ホワイト社会化している証なのです。
そして、ホワイト社会で評価される
人物というのは、先の清潔感や見た目
のいい人に加え、
▼共感力のある人
▼他者を受け入れられる人
です。
これに、前回お話しした経過措置対象の
講習IIの内容、
すなわち、佐藤郡衛先生の講義で出た
▼ダイバーシティ(多様性)
▼インクルージョン(包摂性)
▼偏見、差別、マイクロアグレッション
を重ね合わせると、今後多くの日本人
が共感する、
そして、日本が志向していく社会と
いうのは、
【マイノリティにやさしい社会】
と言える。
これを具現化したのが、まさに
【ユニバーサルデザイン】
なんですね。
日本はすでに、かなりホワイト社会化
しています。
ユニバーサルデザインを受け入れる
土壌はどんどん高まっていると思われ
ますし、
政府もユニバーサルデザインに関する
施策を打っています。
「やさしい日本語」などはその象徴的な
取組でしょう。
今まで政府が実施してきた外国人受け入れ
施策や取り組みも、
【ユニバーサルデザイン】
という観点から再認識されるのでは
ないかと思います。
そして、その認識は日本語教員試験
にも反映する。
出題しないわけにはいかないのです。
続きは次回に。