不滅の法灯−比叡山延暦寺に伝わるともしび。
比叡山延暦寺の根本中堂の内陣に
小さな灯火が供えられている。
この灯火、驚くことに1200年もの間
一度も消えることなく燃え続けている。
なぜ、こんなに長く燃え続けられて
いるのかと言えば、
ただただ、寺の僧侶が毎日2回、
欠かさず油を継ぎ足しているからに
他ならない。
もし、僧侶がうっかり油を注ぎ忘れて
しまったらどうなるだろうか。
「1日くらいやらなくても大丈夫。」
と注意を怠ったが最後、その灯火は
いとも簡単に消えてしまう。
1回1回の世話は大した作業ではなく
ても、
それを1回でも怠ると、1200年もの
間受け継がれてきたものが途絶えて
しまうのである。
この「油を断つ」と火が消えてしまう
ことが、「油断」の語源となり、
また、小さなことでも決して気を抜いて
はいけないと戒めるために
「油断大敵」
という言葉が比叡山延暦寺で生まれた
とされている。
織田信長の焼き討ちにあった際も、
この火は別の寺に分灯して守られ、
現代まで消えずに受け継がれているのだ
そうである。
そのため、この灯火は「不滅の法灯」
「消えずの法灯」と呼ばれている。
翻って、本メルマガの読者の皆様は、
日本語教員試験や日本語教育能力検定
試験合格に向けて、
日夜頑張っていらっしゃることと
思います。
とはいえ、
「今日ぐらいは、休んでも大丈夫
だろう。」
「応用試験の合格率は6割だから、
自分は合格するだろう。」
そういう思いに駆られるかもしれま
せん。
ですが、その瞬間、火が消えてしま
います。
問題は、それを自覚するのがかなり
難しいということ。
第1回の応用試験の合格率が6割
ということは、
残りの4割は合格できなかったと
いうことです。
油断すれば、すぐその4割の中に
落ちてしまいます。
「油断大敵」
しっかり頑張ってくださいね。