「総じて人は己に克つを以て成り」−吉田松陰に学ぶ
戦後、日本は本当に豊かに、
そして便利になりました。
スーパーに行けば、さまざまな
食材が所狭しと売られています。
もちろん、物価高騰の波はあり
ますが、
陳列棚に全く商品がなく、途方に
暮れるということはありません。
どこかに行きたいと思えば、
車、鉄道、飛行機、船。
充分な交通手段があります。
そして、今は生成AIの発達で、
人間の認知活動までコンピューター
が代行してくれる。
そんな時代になりつつあります。
そして何より、日本は基本的に
安心・安全の国。
本当にありがたいことです。
しかしながら、これだけ満たされた
国で生活していながら、
すべての人が幸せや成功を手に
入れられるわけではありません。
いくら周りが便利に豊かになった
としても、
自分の夢を手に入れるためには、
自分がしっかりしていなければ
ならないのです。
かつて吉田松陰は、
「総じて人は己に克つを以て成り、
自ら愛するを以て敗るるぞ。」
という言葉を残しました。
「総じて人は自分に勝ってこそ
成功するのであって、
自分を甘やかそうとすれば、
きっと失敗するものだ。」
人間の本質、人生の本質という
ものは、昔から何も変わって
いないんですね。
要は、今の課題に真摯に、
必死に取り組むか否か。
倒すべきは、同じ試験を受ける
受験者でもなければ、
試験実施団体でもありません。
打ち克つべきは、
▼怠けようとする自分。
▼誘惑に負けそうな自分。
▼楽しようとする自分。
そうした、
【自分を甘やかそうとする自分】
です。
本試験では、誰も助けてはくれ
ません。
すべて自分一人で挑まなければ
なりません。
そのプレッシャーを乗り越える
ためには、
最後の最後の最後の最後まで
諦めず、
やるべきことを淡々とやり抜く
こと。
それがすべてです。
応援しています。
がんばってくださいね(^_^)