なぜ、毎年「今年は難しかった。」と人は言うのか。

私もこれまで日本語教育能力検定試験を
11回受験し、

今年は初めて日本語教員試験を受験
しましたが、

試験直後に必ず聞くのが、

「今年は、例年になく難しかった。」

という声(笑)

もしそれが本当なら、直近の試験は
第1回試験に比べて恐ろしく難しく
なっていて、

合格率も恐ろしく下がっているはず
です(笑)

でも、実際そのようなことはありま
せん。

つまり、試験の難易度は多少の変動は
あるにしてもほぼ一定、

合格率もほぼ一定ということです。

では、なぜ毎年毎年飽きもせず

「今年は、例年になく難しかった。」

という声が出るのか。

1つは、

「易しい問題よりも難しい問題の
 方が印象に残りやすい。」

というのがあります。

難しい問題は、試験中も必死に取り
組んだので記憶に残りやすい。

結果、その印象から、

「今年の試験は難しかった。」

という感想につながるわけですね。

ですが、さらに上流の思考を辿って
みると、

根本にあるのは、自分の不出来を
自分の勉強不足、能力不足のせいに
したくないから。

だから、その原因を試験そのものに
求めようとする。

これも、試験勉強を通じて

「原因帰属」

を勉強なさった方であれば、容易に
理解できるでしょう。

「いや、私は必死で勉強した。
 過去問も数年分やったし、
 参考書も何度も読み直した。」

確かにそれは立派なことです。

ですが、それぐらいは受験者
であればみんなやっていること。

自分だけ特別頑張っているわけ
ではないのです。

ここで認識すべきは、試験という
ものは、あくまで

【他者評価】

であるということ。

頑張った、頑張ったといっても
それは所詮、自己評価なんですね。

いくら自分史上最強に頑張ったと
いっても、

結果が出なければ、それは大した
ものではないということなんです。

厳しいですが、それが現実です。

今までの試験勉強を冷静に振り返り、
合格に必要な、

▼日本語教育能力検定試験の過去問
 を、最低5年分、3回以上取り
 組んだか。

▼過去問の表面的な理解ではなく、
 問題の背景、本質、教育現場の
 状況、出題者の意図まで汲み取っ
 て理解しようと努めたか。

▼総学習時間1000時間以上、学習に
 取り組んだか。

▼分野別にノートを作り(最低5冊)、
 知識の整理と定着に努めたか。

▼覚えきれない用語や問題をカード
 化し、徹底的に潰したか。

▼苦手分野を克服したか。

▼日本語教員試験対策の勉強会に
 参加し、情報収集に努めたか。

をすべてやったか確認してみてくだ
さい。

1つでもやっていないものがあれば、
対策が不十分だったと言わざるを
得ません。

私はこれまで数多くの合格者を見て
きましたが、

上記のことぐらいは、皆普通にやっ
ています。

これだけのことをやってもなお、

「もっと勉強しておくべきだった。」

と言うほどです。

繰り返しになりますが、

「今年の試験は難しかった。」

と言うのは、今年の試験が難し
かったのではなく、

自身の取組が不十分だったからです。

そして、大事なことは、上手く
いかなかった時の振る舞いにこそ、
その人の人間性が現れ、

そして、それを世間は見ていて、
人物評価をしているということ。

そこに気づくということです。

謙虚さが大事なんですね。

それから、もう1つ大事なことは、

試験に合格するためには、想像以上
に多くの時間と労力が必要だという
ことです。

もし仮に今年の試験の結果が芳しく
なかったとしても、

それは、自身に能力がなかったから
ではなく、

単に試験勉強にかけた時間と労力が
足りなかっただけと理解すべきです。

言い換えれば、必要な時間と労力を
かければ、だれでも合格できるの
です。

日本語教員試験など、所詮その程度
のものです。

だからこそ、結果が出るまで試験
勉強の手を止めてはいけないし、

本気で試験に合格したいのであれば、
四の五の言わずにすぐ始めることが
重要なんですね。

▼思い立ったが吉日。
▼善は急げ。
▼四の五の言わずに即行動。

今すぐ始めることによって、学習
時間を最大化することができます。

今すぐ始めてください。

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