現状維持バイアスを乗り越えるには。
「日本語教師になりたいと
思うんだけど、
何から始めたらいいのか
わからない。」
「日本語教師の勉強を始めようと、
いろいろ講座や参考書を調べて
いるんだけど、
変なサービスに引っかからないか
不安。」
そうやって、最初の一歩をなかなか
踏み出せない方をたくさん見ます。
気持ちはよくわかります。
未知の領域に飛び込むのには
勇気がいります。
ましてや、SNSなどを見て、
「今年の応用試験、難しかった。
講座を受けても無駄だった。」
のようなコメントを読めば、
なおさらです。
そして、そんな決断力のない自分を
受け入れられず自己嫌悪に陥る。
ですが、それは決断力がないとか、
勇気がないといったことが原因
ではありません。
そもそも人間の脳・思考には
【現状維持バイアス】
という仕組みがあるからです。
現状維持バイアスとは、
たとえより良い選択肢があったと
しても、
現状を変えることによる損失や
リスクを過度に恐れ、
現在の状態を維持しようとする
心理的傾向(認知バイアス)の
ことです。
行動経済学の分野で知られる
概念です。
現状維持バイアスには、
▼変化することに伴うリスクに
対して漠然とした恐れを抱く。
▼新しいことをすることで、今まで
持っていた何かを失うかもしれない
という恐れを抱く。
▼現状を変更することに心理的抵抗
を抱く。
▼情報収集や意思決定、行動変容の
コストを面倒に思う。
といった特徴を持ちます。
ですが、それでは当然のことながら
決して満たされているとは言えない
現状を変えることはできません。
では、どうすればいいのか。
まず、現状の中にも職や人生の
やりがいを失うといったリスク
が潜んでいることを知ることです。
現状維持が必ずしも安泰な人生を
約束してくれるわけではありません。
また、年を取ればとるほど、
どうしても気力や体力は衰えます。
視力や聴力、持久力も衰えます。
それは、丸一日の試験にはとても
不利です。
始めるなら、人生で一番若い
今始めるのが一番なんですね。
次に、小さなことからでいいので
行動を起こすことです。
例えば、
▼書店で参考書を見比べる。
▼ネットで講座情報を調べる。
▼SNSで利用者の情報を収集する。
そして、疑問に思ったことが
あったら、さらに調べる。
人に聞く。
これが重要です。
そして、一番大事なこと。
それは、
「5年後の自分から、今の自分
を見る。」
ということです。
勉強を始めて、試験に合格して、
日本語教師として活躍している
5年後の自分から、今の自分を見る。
「あの時、決断していなかったら
今頃自分はどうなっていただろう。」
そう想像してみることです。
「後悔先に立たず」と言います。
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