基礎試験攻略法−日本語教員試験結果分析(その3)
今回も
令和7年度日本語教員試験実施結果を
お知らせします
https://www.mext.go.jp/
に基づいて、今回の試験を分析します。
結論から申し上げると、
「最低1,000時間の学習時間を確保すること。」
「合格水準の教材を繰り返し学習すること。」
です。
まず、前提として知っておかなければ
ならないことは、
日本語教員試験の出題範囲は膨大である
ということです。
日本語教員試験の出題範囲は、
「必須の教育内容」
にまとめられています。
具体的には、文部科学省が出している
「登録日本語教員 実践研修・養成課程
コアカリキュラム」
https://www.mext.go.jp/
のpp.10-14に掲げられた49項目です。
そして、各項目にはそれぞれかなり
の量の知識がふくまれています。
従って、これだけの量の知識を身に
つけるためには、
相応の時間と労力がどうしても必要に
なってくるのです。
私がこれまで多くの合格者を見てきた
経験則から言うと、
合格に必要な学習時間は、
【最低1,000時間】
です。
なので、通常1〜2年はかかると
考えるのが現実的です。
まずは、それで1週間でどれくらい
学習時間を捻出できるか、
そして、そのペースで勉強すると
どれくらいで1,000時間に到達できるか
を計算してみるといいでしょう。
「3か月で楽々合格(^_^)」
そんな甘言に騙されてはいけません。
カモにされるだけです。
そして、次に重要なことは、
先の
「必須の教育内容」
を完全網羅するのは当然のこと、
それらを【合格水準】まで解像度高く
解説した、良質な教材で勉強する
ということです。
【合格水準】まで解像度高く解説
しているということは、
それだけ読み応えのある教材という
ことです。
「うわ、こんなに勉強しないとだめなの?」
そう感じるくらいの教材がちょうどいい
です。
「これなら私でも出来そう。」
ぐらいのレベルの教材では、全く
もって不十分。
失礼な言い方かもしれませんが、
まだ何の知識もない素人が、
「私でも出来そう。」
と感じるレベルの教材など、たかが
知れています。
それでは、合格率30%台の壁を超える
ことはできません。
今回は、ちょっと厳しい内容だった
かもしれませんが、
まだ余裕のある今だからこそお伝え
した次第。
充分な学習時間を確保するためにも、
▼思い立ったが吉日
▼善は急げ
▼四の五の言わずに即行動
これが大事です。
