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2017年5月15日 / 最終更新日時 : 2017年5月15日 篠崎大司 ち

超時制（ちょうじせい）

「三角形の３つの角度の和は180度である。」「雨降って地固まる。」のようにテンス（時制）の「過去、現在、未来」を超えた表現。 ル形（または現在形）にはテンスとは関係のない特殊な用法があります。具体的には、主体の性質や能力、普遍的真理や格言、目の前の出来事の描写、「命じる」「誓う」「感謝する」といった動詞（これらを遂行動詞といいます。）によってある内容を今行なっていることを表す用法、命令があります。「三角形の３つの角度の和は180度である。」は主体の性質や能力、「雨降って地固まる。」は普遍的心理や格言を表し⇒ 続きを読む | Share it now!

2017年5月11日 / 最終更新日時 : 2021年11月1日 篠崎大司 ち

長母音の短母音化（ちょうぼいんのたんぼいんか）★

本来長母音と短母音の区別は意味の区別に関わるため、明確に言わなければならないはずが、ぞんざいに話したり前後の文脈から誤解の可能性が極めて低い場合にかぎり、短母音化されること。 例：「本当」：「ホントウ」→「ホント」 ⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年6月28日 igarashi ち

チョムスキー★

エイヴラム・ノーム・チョムスキー（Avram Noam Chomsky, 1928年-）言語学者。思想家。 彼が提唱した生成文法は、当時の言語学に大きな変革をもたらしたといわれています。 当時支配的であった構造主義的言語学が、表出された文だけを研究対象としていたのに対し、チョムスキーは言語生得説など言語を生成するメカニズムにまで研究の対象を広げ、独創的な理論を構築しました。 第一級の言語学者。言語に携わるものでなくても知っておきたい人物の１人です。 ⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2020年1月27日 igarashi ち

著作権（ちょさくけん）

著作物の創作者である著作者に保障される権利で、知的財産権の一種。大きく著作者人格権と著作財産権の２種に分けられる。 著作権は、著作者の死後70年まで保護されますので、使用に際しては注意が必要です。 ただし、、「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」（著作権法第10条第2項）は著作権の対象になっていません。具体的には、以下の4つです。 憲法その他の法令。 国や地方公共団体、独行政立法人等が発する告示、訓令、通告等。 裁判所の判決、決定、命令等。 上記のものの翻訳物や編集物で、国や地方公共団体の機関、独立⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年6月10日 igarashi ち

直接受動文（ちょくせつじゅどうぶん）★

構文的に対応する能動文を持つ受動文。別名「直接受け身文」、あるいは「中立受身」。 例えば、下の例を見てください。 （１）山田は田中に殴られた。 （２）田中は山田を殴った。 （１）の受動文は、それに対応する能動文（２）があります。ですから、（１）は直接受動文です。 そもそも、（１）も（２）も「田中」が「山田」に「殴る」という動作を直接的に及ぼしたことを述べている点では共通しています。ただ、（１）は山田の視点から、（２）は中立かあるいは田中の視点から述べている、というに過ぎません。直接受動の「直接」とは、⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年6月4日 igarashi ち

長母音（ちょうぼいん）★

長く伸ばして発音した母音で、日本語ではの５つのこと。長音。 特に注意したいのは、と。いわゆるエ列長音、オ列長音と言われているもので、発音と表記にずれが生じることがあります。 （例） 「時計（とけい）」 「英語（えいご）」→「い」と表記。 （でも、「おねえさん」は→「え」と表記。） 「多い（おおい）」→「お」と表記。 「高校（こうこう）」→「う」と表記。 授業では、エ列長音、オ列長音を含んだ語彙が出たときにちょっと説明しておけば、学習者も戸惑うことはないと思います。 ⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年3月3日 igarashi ち

調音法（ちょうおんほう）★

主に子音を出すときに行われる、呼気の妨害の方法。 日本語では、主に以下の６種類があります。 １．鼻音 口腔内の呼気の通り道をふさぎ、鼻（鼻腔）に呼気を通すことで音を出す方法。ナ行の子音、マ行の子音、「ン」等がこれにあたります。 ２．破裂音 口腔内の呼気の通り道を一時的にふさぎ、直ちに破裂させることで音を出す方法。破裂させる前に、通り道をふさぐので、別名「閉鎖音」とも呼ばれています。カ行の子音、ガ行の子音、タテトの子音、ダデドの子音、パ行の子音、バ行の子音等がこれにあたります。 ３．摩擦音 口腔内の呼気の通⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年2月14日 igarashi ち

調音点（ちょうおんてん）★

主に子音を出すときの、呼気を妨害する場所。 日本語の発音に関わる主な調音点は以下の６ヵ所です。下の図で場所を確認するといいでしょう。 両唇：パ行、バ行、マ行、フ、（ワ行）の子音。 歯茎：サ行（シ以外）、ザ行（ジ以外）、タ行（チ以外）、ダ行（ヂ以外）、ナ行（ニ以外）、ラ行の子音。 歯茎硬口蓋：シ、ジ（ヂ）、チ、ニ（硬口蓋のときもある）の子音。 硬口蓋：ヒ、（ヤ行）の子音。 軟口蓋：カ行、ガ行、（ワ行）の子音。 声門：ハ・ヘ・ホの子音。 ⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年4月28日 igarashi ち

長音（ちょうおん）★

ひき音。ひく音。長母音。「ー」 かな表記の際、ひらがなとカタカナで表記が異なります。 ： おかあさん パーキング ： ひいき（贔屓） シーツ ： ふうふ（夫婦） スーツ ： えいご（英語） ケーキ おねえさん ： こうこう（高校） コーヒー おおきい（大きい） また、ひらがな表記の場合、の「えいご（英語）」「おねえさん」や、の「こうこう（高校）」「おおきい（大きい）」のように、表記と実際の発音にずれがあるものもあります。 なお、促音、撥音、長音の３つを特殊拍と⇒ 続きを読む | Share it now!

2016年1月16日 / 最終更新日時 : 2021年4月20日 igarashi ち

中間言語（ちゅうかんげんご）★

interlanguage。外国語学習中に学習者の中で形成される、目標言語でも母語でもない、その中間的位置にある言語体系。セリンカー提唱。 従来、悪とされていた学習者の誤用は、中間言語研究では、言語のルールを検証しているプロセスと肯定的にとらえます。ここが、これまでの外国語学習の考え方と異なる大きな特徴です。 中間言語には、以下の特徴があるといわれています。（『新版日本語教育事典』p.699） 体系性：ある習得段階で、ある要因等が運用に作用し、その規則に体系があること。 普遍性：ある習得段階においても連⇒ 続きを読む | Share it now!