「シ」が「スィ」になってしまう学習者への指導法。

「そういえば、私のクラスの学習者に、いる!」

そう思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

例えば、

「知りません」
「話します」
「おかし」

が、どうしても

「スィりません」
「はなスィます」
「おかスィ」

になってしまう。

 

もちろん、この程度の誤用ならコミュニケー
ションに支障をきたすことはないでしょうし、

一般の日本人からいちいち指摘されることも
あまりないでしょう。

 

しかし、

日本語としてはやはり不自然ですし、

放っておいて誤用が固定化するのも
よくない。

 

できれば、きちっと直してあげたい
ところです。

 

で、こうした誤用は、スリランカやインドネシアの
学習者の多くみられる誤用です。

 

「スィ」と「シ」の違いは、前者は調音点が歯茎
であるのに対し、

後者はそれよりやや後ろよりの歯茎硬口蓋である
点です。

 

従って、調音点を意識した指導となるわけですが、

位置の違いが微妙で学習者の理解が得られない場合は、
以下のような指導方法もあります。

 

1.日本語の「シ」は、「静かに!」を表す「シー!」の
音とほぼ同じであると説明する。

2.実際に学習者に「シー!」を言わせる。

3.その口の形を覚えた上で、「知りません」「話します」
「お菓子」など、語頭・語中・語尾に「シ」を含む語
彙で発音練習をする。

 

「そういえば、私のクラスの学習者に、いる!」

という方。

早速、試してみてはいかがでしょうか。

きっと、学習者に喜ばれますよ(^_^)

 

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では、

こうした理論にもとづいた音声指導の具体的方法を
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