脳内を巣食う「常識」という名の知的バグこそが難行苦行の正体。

今の状態が、本来楽しくて、刺激的で、充実感に
満ちた「学び」とは程遠い「難行苦行」であり、

そして、それが確かに「難行苦行」であるという
自覚、

つまり苦痛を感じて、もがいているにもかかわらず、

目の前に提示された、しかも効果効用の実績のある
解決策に快く手が伸びない理由。

それは、実は時間の問題でもなければ、お金の問題
でもなく、

【解決策として提示された内容が、自分の今までの
経験則とかけ離れているから。】

ではないかと思います。

自分の今までの経験則と異なるものを受け入れる
ということは、

ある意味、今までの自分の経験、ひいては自分自身
を否定することになる。

そこに心理的抵抗を感じるから、たとえ「難行苦行」
を解決する手段と薄々わかっていても、快く手を
伸ばすことができないのです。

これは、現場経験のない方よりも、むしろある程度
(3年~10年ぐらい)現場経験のある方の方が陥り
やすい落とし穴です。

しかも、さらに厄介なのは、そうした現場経験を
個人の経験値ではなく、

「これって、この業界の常識でしょ。」

と過剰に拡大解釈する傾向がある点です。

なぜなら、「常識」「業界の共通認識」とした
ほうが、

「自分の勝手な判断じゃない。業界の共通認識
なんだからしょうがない。」

と自己肯定できるからです。
(といっても、しょせん個人の錯覚ですが。)

「過剰般化」は、実は学習者だけの話ではなく
日本語教師の中にも起こることなんですね。

でも、その「常識」は実は常識でもなんでもなくて、
その人にとっての、単なる思考のコンフォートゾーン
(快適域)でしかない。

なぜなら、「常識」と言ってしまえば、それ以上
考えなくて済むからです。

(実は「思考」という営みは、結構エネルギーつまり
糖分を使います。

そのため、脳は極力思考しないようしないように
する傾向があります。

「常識」は脳にとっては働かなくて済む、とても
都合のいい方便なのです。)

結果、「常識」という壁によって思考が停止し、
せっかくの問題解決の機会を逸してしまうばかりか、

もはや無意識的に「難行苦行」を再生産してしまう。

こうした現象を、私は【知的バグ】と言っています。

「バグ」とは、プログラム上の誤りや欠陥のことを
いいますが、

【知的バグ】

とは、まさに人間の思考回路や知識の誤り・欠陥な
わけですね。

他の言い方だと「思考の悪しき癖」とでも言いま
しょうか。

この【知的バグ】こそが、「難行苦行」の正体なの
です。

「勉強は、本来大変でつらくて苦しいものだ。」

なんていうのは、もう典型的な知的バグです。

では、そんな今までの「難行苦行」から脱し、

楽しくて、刺激的で、充実感に満ちた「学び」を
取り戻すにはどうしたらいいのか。

それは、自分の中にある「常識」に、

「本当にそうか?」

と疑いをかけ、改めて合理的思考で考え直し
ながら、

自身の脳内を巣食う【知的バグ】を1つ1つ
取り除いていくしかありません。

こういうと大変なように聞こえるかもしれま
せんが、

【知的バグ】を取り除くとは、言い換えれば
思考の枠を取り外すということで、

取り外すたびに思考が広がり、より多くの解決策や
選択肢が出てくるので、

実はそれ自体、とても気持ちがいいはずです。

とはいえ、今までしたことのない思考を個人の
力だけでするというのは、正直なかなか高難度。

であれば、自身の【知的バグ】を自覚したうえで、

それを解決してくれそうなソリューションに、
一度体ごと飛び込んでみるというのが、最も
手っ取り早い方法ではないかと思います。


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