企業や外国人社員が求める日本語教師とは?

今日の、とある方とのミーティングの中で、
(かりにAさんとしましょう)

Aさんがとても示唆に富む話をしてくれました
ので、皆さんにもシェアしますね。

それは、

「企業や外国人社員が求める日本語教師とは?」

皆さんは、どんな教師を企業は求めている
と思いますか。

▼外国人社員を子ども扱い/部下扱いしない教師
▼時間に正確な教師
▼教育経験が豊富な教師
▼学歴が高い教師
▼文型導入がエレガントな教師
▼身なりがきちんとした教師
▼正しい日本語を使う教師

確かにそういうことも必要ではあるのですが
そういうことじゃないんです。

Aさん曰く、

「どのようなことにも柔軟に対応できる教師
というのを、企業や外国人社員は日本語教師
に求めます。」

と言い切ります。

さらに、Aさんはこう続けました。

「例えば、高度人材の方の場合、日本語はでき
なくても、頭脳は明晰なわけです。

そういう方が、ダイレクトメソッドで授業を
されると、まどろっこしくて仕方がない。

それよりも、簡単でいいから英語でロジカル
かつクリアに説明してもらった方がよほど
いいわけです。

ところが、教師の方がそれができない。

私もかつて日本語教師をしていたのでわかるの
ですが、

『直接法至上主義』から抜け出せず、とにかく
日本語だけで教えようとするんですね。

そうじゃなくて、「英語を使ってくれ」と言わ
れれば、簡単でもいいから英語を交えて説明
する。

「オンラインで教えてくれ」と言われれば、
オンラインで教える。

そういう柔軟性がこの世界では重要なのです。」

なるほど。

英語を使って教えると聞くと、ハードルが高そうに
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

先日行った村崎先生のセミナーのように、英語
ワンフレーズで導入することもまったく可能な
わけです。

ちなみに、村崎さんのセミナーはこちらをご覧
ください。

英語による間接教授法講座
http://murasaki-japanese.com/index.php?data=./data/cl31/

振り返ってみれば、私たちは、

▼授業は直接法が最も効果的だ。
▼授業は対面式が一番いい。
▼授業中のスマホ使用は悪だ。
▼学習者は教師の言うことに従うべきだ。
▼初級の授業は文型導入が最重要。

といった固定観念のようなものに思考が縛られて
いないでしょうか。

そうだとしたら、それはもう「化石化教師」の
1丁目1番地に立っていると認識すべきでしょう。

そうではなく、

▼直接法以外に効果的な指導法はないか。
▼オンラインのメリットを生かした指導法はないか。
▼授業中の効果的なスマホ活用法はないか。
▼学習者と教師のあるべき関係性とは何か。
▼初級の授業の最終目標は何か。

と思考をより柔らかく、そしてより広くしつつ、

いつなんどき、無茶ぶりをされても柔軟に対応
できるよう、

過去に学んだことにばかりとらわれず、常日頃から
新しいことにチャレンジし、

貪欲に新しい知識やスキルを吸収することが重要
なのではないか、と思います。

そのために、私も

「いつ役に立つかわからないが、いつか必ず
役に立つ。」

そんなセミナーを企画していくつもり。


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