意味不明な専門用語をただ丸暗記していませんか。

今回は、

「検定試験の勉強で、意味不明な専門用語を
ただ丸暗記するような勉強だと、うまく
いきませんよ。

1つ1つ理解しながら学び進める方が、
遠回りなようで一番の近道ですよ。」

というお話。

特に中高年の方で、検定試験でなかなか
結果が出せない方を見てみると、

どうやら共通点があるように思います。

もっとも典型的なのが、

▼せっかちで短期決戦思考の方。

「とにかく半年でマスターするぞ!!」

そう意気込んで、本屋に行き、

「検定試験は、この1冊でマスター!!」

みたいな宣伝文句に踊らされて参考書
を購入し、

「とにかくこれをマスターすれば何とか
なる!」

とばかりに、内容理解よりもスピード重視で
ガンガン行こうとする。

最初の数か月は勢いがあるのですが、
そのうちだんだん勢いを失っていく。

こういう方は、残念ながら途中で挫折する
ケースが多いです。

なぜだと思いますか。

理由は至極簡単で、

「参考書の内容を理解していないので、
意味が分からず、面白くなくなるから。」

です。

「意味不明な専門用語があっても、
とりあえず丸暗記すれば何とかなる。」

と考え、

実際、意味不明な専門用語は意味も理解
せずに丸暗記で片づけようとする。

10代、20代の若い時はそれでもなんとか
乗り越えられるかもしれません。

若い時は、脳のスペックが高いので
意味不明でも比較的記憶に残るのです。

ですが、中高年ではそういうわけには
いきません。

意味不明な情報は、あっという間に
記憶からこぼれ落ちてしまうのです。

かくして、

「この参考書で勉強したけど、
全然だめだった。」

となるわけですが、

本当の理由はそこではないのです。

本当の理由は、

「中高年であるにもかかわらず、
若い時のような勉強をするから
うまくいかない。」

のです。

若かった時の自分と、今の自分は
明らかに違うのです(自戒)

しかし、今の自分には、若者とは
違う強みもあります。

結論から言うと、

「年齢が上がるにつれて、(おそらく)
全体的な記憶力は衰える。

しかし、認知能力は衰えていないし、
逆に若者よりも高い。

したがって、1つ1つ理詰めで理解
しながら憶えれば、記憶は比較的
長期にわたって保持される。」

ということです。

ということは、

「1つ1つ理解しながら覚えていく
ことが、特に中高年の方にとっては
遠回りなようで最も近道な勉強法である。」

ということなのです。

とはいえ、1つ1つ理解しながら憶えて
いくというのは、確かに相応に時間が
かかる作業。

従って、1分1秒でも早く取り掛かる
ということが、成否の鍵。

だからこそ、日々口酸っぱく

▼思い立ったが吉日。
▼善は急げ。
▼四の五の言わずに即行動。

と申し上げているのです。

その上で、1年、できれば2年ぐらい
の中長期計画で試験勉強にあたれば、

余裕をもって、1つ1つ理解しながら
楽しく学習が進められ、

同時に、合格の可能性もぐっと近づく
のです。

来年の試験日まで、十分時間がある今
だからこそ、

しっかり認識していただければと思う次第。


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