親の在留資格は、子供をはじめ家族全体に影響する。

今日のニュースフラッシュで、以下の記事を
紹介しました。

「日本で生まれ育ったのに…」在留資格のない子
 どもたちに立ちはだかる大きな壁 なぜ?家族が
 バラバラに【調査報道】:TBS
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/186292

中学1年生のアリフ君(仮名)は、両親と5歳の弟と
一緒に茨城県内で生活。

毎日の勉強も欠かさず、成績はいつもクラスの
上位。

クラスメートの日本人とも仲がいい。

夢は、車のエンジニアになること。

ただ、アリフ君には在留資格がありません。

理由は、父親モハンメドさんに在留資格がない
からです。

記事によると、そのいきさつは、以下の通り
です。

---------------------

アリフ君の父・モハンメドさん(仮名)は、
1997年、南アジアの国から留学ビザで来日した。

大学在学中に「投資・経営ビザ」に切り替え、
知人とともに日本で会社を設立しようとしたが、
その知人に騙されビザを失ってしまう。

帰国を余儀なくされたモハンメドさん。

しかし日本での起業をあきらめきれず、ブロー
カーに言われるまま2003年、密入国してしまっ
た。

モハンメドさん
「私は本当に間違えました。大きい間違い。
 すごく悪いこと。どうやって謝っていいか
 言葉もありません。日本の政府、入管、皆に
 謝ります」

派遣会社や工場などで働きはじめたモハンメド
さん。

当時、「3K」と呼ばれた過酷な肉体労働を外国
からの労働力に頼っていた日本では、

今ほど不法滞在の取り締まりが厳しくなく、
モハンメドさんのような境遇の外国人は少なく
なかった。

身元を隠し、同じく不法滞在の妻とひっそり
暮らしていた2009年、アリフ君が産まれた。

---------------------

詳しいいきさつが分からないのでなんとも
言えませんが、

「投資・経営」の在留資格変更を、友達だけ
を頼りにしていたのだとすれば、

それはかなりリスクの高いことではないか
と思います。

もっと在留資格に詳しい日本人や、外国人の
会社設立に明るい専門家に相談していれば、

騙されるリスクも減らせただろうし、

よしんば、相手の友だちも騙すつもりが
なかったとしても、

より良い方向に進んだ可能性が高かった
のではないかと思います。

そして、私たち日本語教師がこの事例から
学べることは、

外国人が在留資格の更新や変更がうまく
いかなかった場合、

途端に不法滞在に転落してしまう可能性が
あるということ。

そして、その影響は本人だけでなく、
子供をはじめとする家族全体に影響する
ということです。

それだけ、外国人にとって在留資格と
いうのは、重要なものなんですね。

私自身、留学生と卒業後の進路について
話すことがありますが、

ちゃんとしたアドバイスができなければ、
自分の教え子をミスリードしてしまうと
いつも気をつけています。

このように考えると、

日本語教師でありながら、

「在留資格が何種類あるのか知らない。」

「本人が日本でパティシエになりたいと
 いうから頑張れと応援した。」

という感覚は非常に危険。

自分の教え子を路頭に迷わせてしまう
可能性が極めて高いです。

(ちなみに、日本ではパティシエで
 在留資格は取れません。)

先般ご案内している

《受付、明日16時まで。》

篠研企画 村崎 加代子オンラインセミナー
「日本語教師のための在留資格法令
 -法的知識に沿った適切な進路指導をするために-」
                (10月29日開催)
https://www.kanjifumi.jp/murasaki_zairyusikaku_seminar/

は、

「アリフ君やモハンメドさんのような
 人をできるだけ出したくない。」

という思いで企画したものです。

「法的知識に沿った適切な進路指導が
 できるようになりたい。」

「自分の進路指導が、法的に正しいのか
 不安だ。」

という方は、今すぐお申込ください。


日本語教師をめざす方、現職日本語教師の方のための無料メルマガ
無料メルマガ「篠研の“日々成長する教師”」

授業の小ネタや授業実践のコツ、教師としての考え方、息の長い日本語教師になるための知恵などを週2日(火・木)でお届けします。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「精読指導の秘奥義」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

  メールアドレス【必須】
  お名前(姓)【必須】
  お名前(名)【必須】
  よみがな【必須】
  都道府県【必須】 なお、海外在住の方は「海外」をお選びいただき、下記項目に例のようにご記入ください。
  海外にお住まいの方は「ベトナム(ホーチミン)」のようにお書きください。