テキスト購入と教材分析、模擬授業をする意味。

前回の続き。

「篠研サロン-教育実践部」の定例会では、
毎回1冊テキストを決めて、

教材分析をしたり、模擬授業をしたりして
います。

「篠研サロン-教育実践部」
 https://www.kanjifumi.jp/salon_kyouiku/

これにより、教師の授業力・指導力の向上を
目指しているわけです。

従って、そのテキストをお持ちでない方は、
定例会までにテキストを購入しなければなり
ません。

人によっては、勤務校やプライベート
レッスンで使っていないテキストを購入しな
ければならない場合もあるのです。
(というか、それがほとんど。)

ですが、それはひとえに、

本プログラムの目的が、

「教師の授業力・指導力の向上」

であり、それによって学習者に喜んで
もらえる、

精神的にも経済的にも豊かな、息の長い
日本語教師を目指しているわけです。

逆に、こうした積み重ねをせずに、
教材購入という自己投資を怠り、

手持ちのテキストだけで授業をして
いれば、

本人はなかなか気づけないですが、
(他の教師の授業を見る機会がないので)

結果的に広がりも深みもない薄っぺらな
授業になってしまい、

学習者からほどなく飽きられてしまう
ことになるのです(間違いない)。

ただ、留意していただきたいのは、

本サロンを通じてテキストを買って
分析、模擬授業をしたとしても、

即明日の授業に役に立つとは限らない
ということです。

即明日の授業には役に立たないかも
しれないが、

1年、2年、いや5年10年続けている
うちに、圧倒的な絶対差となって現れる。

そして、絶対差として顕在化した時には
もはや他の追随を許さない

「唯一無二の存在」

となる。

そういう類のものです。

実際、私が大学院生時代から駆け出し
の頃、

「先10年で日本語教育の教材・専門書を
 1,000冊読破する。」

という目標を立て、ひたすら教材・専門
書を爆読しました。

結局8年ぐらいで目標は達成しましたが、
最初の頃は、読んだからといってすぐに
授業が上手くなったわけではありません。

ですが、300冊ほど読んだころに、

「なんとなく日本語教育が分かってきた。
 だいたいどんな授業もイメージできた。」

という感覚になり、

500冊ほど読んだころに、

「日本語教育の主要な書籍はだいたい
 読んだ。
 日本語教育学の輪郭がつかめた。」

という感覚になり、

800冊ほど読んだころには、

「養成講座ぐらいなら、全範囲講義が
 できるな。」

という感覚になりました。

振り返ってみれば、この経験が
今の日々の授業はもちろんのこと、

通信講座やセミナーの運営など、
篠研の活動の礎になっています。

逆に、「1,000冊読破」などといった
長期目標を立てずに、

「とにかく低コスト。
 とにかく目の前の授業。」

を信条に仕事をしていたら、今の自分は
絶対になく、

何の取り柄も実績もない、鳴かず飛ばずの
日本語教師だったと確信できます。

こうした私の経験から言えることは、

【目先の損得で判断していたら、
 絶対に長続きしない。】

ということ。

そのためには、

【常に収入の一部を自己投資に回す習慣
 を身につける。】

ということです。

そして、このことは後になってある本
との出会いにより、

「これはすべてに通じる絶対法則だったのか。」

と確信するに至ったのです。

続きは、次回に。


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