ジャンクな情報でぶくぶく太った教師の末路。

「人の体は食べたもので作られ、
 人の思考は触れた情報で作られる。」

と言いますが、まさに真理。

間違った食べ物を食べ続ければ、

どこかのタイミングで、肥満や
血糖値の異常が顕在化し、

ひいては、癌、心臓病、脳卒中と
いった生活習慣病に発展し、

最悪死に至る。

また、ジャンクフードを食べる生活が
長く続くと、

疲れやすく怠けがちな生活スタイルが
定着しやすいことが、

米カリフォルニア大学が行った実験で
明らかになったとの報告もあります。

ジャンクフードが疲労や怠惰の原因?
健康的な食事で解決。
https://qr.paps.jp/KCSWm

それでもなかなか改善されないのは、

1.安くて口当たりがよく、手っ取り
  早く一時的に満足感を与えてくれ
  る。

2.リスクが蓄積されていることを
  意識しにくい。

からでしょう。

しかし、ジャンクフードを食べ続け
ると、確実に死へのリスクは高まって
いるのです。

これは、情報、すなわち「学び」に
おいてもまったく同じ。

「誰でもできる日本語指導!」
「集まれ!仲間を増やそう!」

などといった耳に心地いいキャッチ
フレーズで煽っているセミナーは
経験上、かなりの確率でジャンク。

そもそも「仲間を増やそう」って、
単なる主宰者の集客を別の言葉で
言っただけですから。

ただ、そこで気をつけなければ
ならないのは、

そんなジャンクな情報に触れた際、
そのクオリティに落胆して、

「なんだ、日本語教育ってこんな
 もんか。」

と思ってしまうこと。

もうその時点で思考が汚染されて
いるんですね。

そうした経験や思考が蓄積される
と、

「なんだ、日本語教育ってこんな
 もんか。」

という思考がビリーフ(信念)に
まで凝固されることになります。

そうすると、教師としての一挙手
一投足がその信念に紐づいたもの
となり、

(おそらく本人は、全く気が付か
 ないでしょうが。)

それが周囲に悪影響を与え、

結果、気がついたら学習者も、
職場の同僚も

「どうせ日本語教育って、この
 程度のものだろう。」

というビリーフの者たちに囲まれ
てしまうことになるのです。

「類は友を呼ぶ。」

とはまさにことのことで、

「どうしてうちの学習者は、真面目に
 勉強しないんだろう。」

等と感じているとしたら、

その前に、自分自身が日ごろジャンク
な情報に触れすぎていないか、

その結果、自分自身がそうした環境を
作り出しているのではないかと、

自問自答してみるといいでしょう。

このように言うと、

「そうは言っても、どの情報がジャンク
 で、どの情報がそうでないのか、
 どう判断すればいいのか。」

そう思われるかもしれません。

その際は、まさに体にいい食べ物を
選ぶ際と同様、

生産者、すなわちその情報の発信者に
目を向けるのが唯一確かな方法です。

その情報発信者が、どういう素性の
人間なのか。

どれだけの指導実績があり、
どれだけ正しい信念に戻づいて
行動し続けているか。

そこをまずしっかり見極めることが
重要です。

最低でも、教師歴20年以上。

日本語学校であれば主任以上。
大学教員であれば准教授以上。

少なくとも、教師歴数年の「自称○○」
は、ほぼ間違いなくジャンクです。

長期的に成長する教師は、こういう
所をしっかり見て、情報の取捨選択
をしているんですね。

ご参考になれば。


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