国家資格化への対応は、万全ですか。

登録日本語教師制度。

いよいよ来年から動き出し、

まさに来年から現行の日本語教育能力
検定試験に代わる新試験が始まります。

これにより、5年間の移行期間のうちに
試験に合格できないと

登録日本語教師の登録ができず、
日本語学校で教鞭をとることができない
ことになります。

今後のスケジュールを見てみると、

日本語教育機関認定法 今後のスケジュール案
           (令和5年6月時点)
https://qr.paps.jp/OnOJD

今年の冬に試行試験をして、来年の
秋頃に本試験を実施するとなって
います。

ここで、私が対象とするのは

【420時間養成講座は終了しているが、
 検定試験に合格していない現職教師】

の方。

この方は、文化庁が指定する教育機関で
1年以上指導経験を積めば、

移行措置として実習は免除される見通し
です。

ただし、移行期間中に試験に合格しなけ
れば、移行期間後は教壇に立てないと。

せっかく苦労して、決して安くはない
420時間養成講座に通って今の仕事を
得たわけですから、

みすみす手放すのはもったいないですね。

中には、今年、日本語教育能力検定試験を
受けるという方もいらっしゃるでしょう。

では、新しい日本語教員試験はどのような
ものなのか。

ここに、このような資料があります。

令和5年度日本語教員試験試行試験実施概要(案)
https://qr.paps.jp/7jbiX

検定試験未合格の方にとっては非常に
重要な資料ですので、

新試験の内容を知るためにも、上記資料を
3回にわたってみていこうと思います。

第1回の今日は、

「1.日本語教員試験試行試験の概要」

以下。

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1.日本語教員試験試行試験の概要

1-1.試行試験の目的

本試行試験は、令和6年度以降の日本語教員
試験の実施に向けて、

試験の運営・実施を通して明らかになる課題
の改善、試験問題の開発・分析・改善等を目
的として実施するものである。

なお、令和6年度以降に実施される日本語教
員試験の実施方針及び詳細については、

本試行試験の結果等を参考にしながら、別途
規定することとする。

1―2.本試行試験の実施日程

日時:令和5年12月10日(日)
場所:仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の
   5か所
対象者:現職日本語教師、大学等日本語教師
  養成課程在籍者等のうち、必須の教育
  内容をおおむね習得したと考えられる者
  (委託事業者から協力依頼があった者)

1-3.本試行試験の構成

本試行試験は以下のとおり構成することとす
る。

〇試験1(基礎試験)

言語そのものや言語教育、世界や日本の社会
と文化等、

日本語教育を行うために必要となる3領域5
区分15下位区分及び50項目の必須の教育
内容に含まれる基礎的な知識及び技能を有す
るかどうかを測定する試験とする。

〇試験2(応用試験)

出題範囲が複数の領域・区分にまたがる横断
的な設問により、

実際に日本語教育を行う際の現場対応や問題
解決を行うことができる基礎的な知識及び技
能を活用した問題解決能力を測定する試験と
する。

【試験時間・問題数】(目安)
 https://qr.paps.jp/POxWs

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いかがでしょうか。

試験1は、これまでの日本語教育能力検定
試験の試験Iに相当すると思われます。

また、試験2は、従来の試験II,IIIに相当
すると思われます。

試験1は、従来試験Iより30分長く、

試験2の音声問題(試験II相当)は
14分長く、

試験2の文章題(試験III相当)は、
時間そのものは従来のまま。

そう考えると、ボリューム的にはかなり
増える感じですね。

問題なのは出題範囲。

「必須の教育内容」から出題される
ということで、

これは、今の日本語教育の力検定試験が
令和4年に「必須の教育内容」にシフト
しましたので、

出題範囲自体は、これまでと変わらない
となります。

もちろん、篠研の通信講座は「必須の教育
内容」を完全網羅していますので、

令和6年以降の新試験にも完全対応した
形となります。

おそらく検定試験対策の講座で唯一では
ないでしょうか。

今回は、ここまで。

また次回をお楽しみに(^_^)

【WEBで学ぶ通信講座
「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
 https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/


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