まずは初級の授業を究めよ。

日本語教師になったならば、

まずは初級の授業を究められることを
強くお勧めします。

なぜなら、初級の授業には中級、上級に
も低通する

【日本語教師としての授業スキル】

の宝庫だからです。

その最たるものが、学習者との
コミュニケーションの仕方。

例えば、学習者が成人だからといって、
うっかり初級の学習者に、

「では、ヤンさん。

 問題3番は、何が正解だと思われ
 ますか。

 ご解答いただけますでしょうか。」

などと敬語満載、未習熟語満載で
質問しても、学習者は

「????」

となって、答えられないでしょう。

また、「じゃあ、短い方がいいだろう。」
と思って、

「ヤンさん、最近どう?」

などと、漠然とした質問をしても、

慣れていなければ、

「どう?って、何が?

 この人は、私に何を求めているん
 だろう?。」

と質問の意図が伝わらず、

「はい、そうです。」

と的外れな答えが返ってくるのが関の山。

相手は、日本語力が極めて限定的なので、
彼等の分かる日本語で

なおかつ、明瞭な内容で話さなければ、
言葉のキャッチボールができないのです。

逆に、初級の学習者とのコミュニケー
ションスキルがちゃんと身につけば、

学習者の日本語力が上がるにつれて、

そうした言葉の制限を緩めていけば
いいだけなので、

上手くコミュニケーションできるように
なるわけですね。

日本語教師としては、ごくごく基本的な
スキルですが、

日本語教育能力検定試験に出題される
わけでもありませんし、

一度や二度の実習で身につくわけでも
ありませんので、

デビュー前後の日本語教師にとっては
最初の難関かもしれません。

では、どうすればいいか。

まず一つは、相手が理解できる日本語
がどれくらいかを大雑把でいいので
把握すること。

一番わかりやすいのは、彼らが
勉強してきた教科書をざっと見て、

どんな語彙や文型、表現を勉強したか
把握する。

これだけで全然違います。

そして、それを教案の中の教師の発話
に落とし込めればほぼ完璧。

あとは、学習者とコミュニケーション
をする機会をできるだけ増やして、

「この言い方だと通じないのか。」
「なるほど、この言い方だとわかるんだな。」

と、試行錯誤を繰り返すだけです。

篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!初級文型指導実践編
 −『みんなの日本語 初級II』を中心に−」
          (2024年2月18日・25日開催)
https://www.kanjifumi.jp/syokyubunkei_jissen_seminar/

では、教案作成、

そして、実際に現役留学生を相手にした
ミニ実習授業を通じて、

初級の学習者とのコミュニケーション
スキルを学びます。

「私なんかで大丈夫かしら。」

安心してください。

私がそばにいますから(^_^)


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